中華バギーとの付き合い方

【1-02.開梱から組み立て】

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。
箱入り娘の登場です。梱包アングルに貼り付けてある茶色の封筒は、販売証明書です。
箱入り娘の外箱をはいで、丸裸にした状況です。縮こまって、何となく、おびえた表情をしてました。(笑)
上の写真の右下にある段ボール箱の中身です。バッテリー、ホイルセンターキャップ、ステッカー(何で「33」なんでしょ?)、バックミラー1個、予備のヒューズ、予備の割ピン、結束バンドなんかが入っていました。

バッテリーは、補充液を入れたら速攻で使えました。
肢体はバラバラです。これを今から組み付けます。

娘がおもしろがって、出てきました。「あら、私の方が綺麗!」とか言っていました。「今から、このバギーを、俺がいい女に仕上げるんだよ!調教するんだよ!」と言ったら、冷めた目で家に帰っていきました。(「調整」と言うところ、「調教」と言う言葉が思わず口をついて出てしましました。機械オタク恐るべし!)
と言うことで、組み立て完了です。正味、2時間くらいで組み上げました。(「その組み立てのプロセスを紹介してよ」との声が聞こえてきそうですが、時間がないため後日報告ということで・・・)

途中、大したトラブルはありませんでした。エンジンも一発始動です。ただ、「私にとっては大したトラブルでは無い」という主観的な話ですので、以下に、客観的事実を書いておきます。
【組み立て時に気づいたこと】
梱包が甘く、取り付けられていないハンドルレバー(金属部分)と、ボディ樹脂が接触していたため、傷が入っていました。他に3カ所ぐらいが同様の理由で傷ついています。これは、販売店さんも最初から言っていることですね。
まあ、塗装する予定だから、問題はありませんが、レバー部分を段ボールの切れ端でくくるだけで、防止できると思うのですが・・・。中国大陸のおおらかさがなせる技でしょう!(笑)
ガラス製ヒューズと、金属部品が同じ袋に入っていました。ヒューズは割れてはいませんでしたが、段ボールの切れ端でヒューズを保護すると良いのかもしれません。まあ、中国大陸のおおらかさがなせる技でしょう!(笑)
出力電圧は、アイドリング状態でも、14V。バッテリー充電には問題ない電圧ですね。
バッテリー本体の性能は確認できませんが、これなら、盗難警報アラームでも付けようかと思います。いよいよの時にはバッテリーを日本製に交換すればいいだけのこと!
タイヤ空気圧は120KPa(1.2Kg/mm2)、これは新品のタイヤとホイールのなじみが出てないせいです。国産の自動車、バイクでも、新車のうちはこまめに空気圧をチェックしましょうね。自転車の空気入れを使って、規定値の200KPa(2.0kg/mm2)にしました。
スピードメーターのセンサー取り付けボルトが緩んでいました。他に緩みのあるボルトはありませんでしたが、割ピンが刺さっていない所がありました。

でもこのセンサーはスプロケットとミリ単位で接近していますので、少し緩むとスプロケットとチェーンでギロチンされると思います。

ニュートラルランプ、バックランプは、ビニールテープと結束バンドで固定してあります。まあ、落札金額がそこそこですから、「よし」とします。後日ステーを取り付けて移設します。まあ、中国大陸のおおらかさがなせる技でしょう!(笑)
ルナのキーソケットの穴がユルユルです。キーを差し込んで回すと、ソケット全体が回ります。接着剤で止めれば大丈夫ですが、上記パイロットランプと一緒に、後日ステーを製作して移設します。当面、ユルユルの穴で我慢します。
とりあえず、ウインカーは付いていますが、配線はブラブラです。まあ、中国大陸のおおらかさがなせる技でしょう!(笑)
たこ足配線状態です(笑)。そして裸です。外から雨水がバシャバシャかかります。洗車時には要注意です。電気系統が弱いと言われる理由がここら辺にあるような気がします。後日防水処理します。
塗装されていない部分がシートレバーです。これを手前に引くと簡単にシートを外せます。便利です。が、バリバリのハングオンは厳禁です。シートごと路面に落っこっちゃいます。後日、補強します。
チェーンスプロケットプロテクタ、ディスクブレーキプロテクタを外しました。四隅の角が鋭角で、洗車のたびに引っかかれそうです。後日面取りします。他にも鋭い角を持った部品が目白押しです。まあ、まだ処女ですから、男を寄せ付けたくない訳です。(笑)

また、写真では分かりにくいですが、ボルトナットにゆるみ止め液を塗布した痕跡があります。基本的に、全てのボルトナットに塗布されていました。お〜いいじゃん!中国、気を遣ってまんがな!
付属のメンテフリー型のバッテリー(12V)です。補充液を入れたら速攻で使えます。耐久性はまだ分かりませんが、アメリカ生まれのダイ奈さんのバッテリーが充電しないと使えないことを考えると、中国製の勝利です。
すごいホコリが積もっています。製造プレートによると、2010年10月製造です。少なくとも輸入販売店には11月15日には届いていますので、この1ヶ月間でたまったものと思われます。この工場・倉庫環境で働く工員さん達の健康は大丈夫かと、心配になりました。。。
溶けるまで溶接してはいけません。何を取り付けるステーなのか分からないので、問題はありませんが・・・。
新人の溶接工員さんが、溶かしたことがばれると工場長に怒られるので、黙って出荷したものと解釈します。まあ、中国大陸のおおらかさがなせる技でしょう!(笑)
テールランプにナンバー灯が付いていません。本来ここは白い透明板であって、ナンバーを明るく照らす必要があります。まあ、中国と日本では法律も違うし、愚生は、夜、ルナに乗る予定はありませんので、これでヨシとします。
外装を外す前の写真を取り忘れたのですが、黄色丸内のコネクタは、二つある方向指示器用のコネクタのうちのひとつです。
ピンク丸は、テールランプに繋がっていました。で、赤丸コネクタは相手がおらずブラブラと遊んでいたので、「何かな〜」と思って電圧を探ってみました。
結果、ピンク丸と同じテールランプ用でした。自動車のようにテールランプが2組あるバギー車に必要なのでしょう。ルナには1つしかないし、今後も増設する予定はありません。
したがって、当面はビニールテープで養生して、後日、根本からバッサリとカットします。端子が露出したままのコネクタは、漏電を誘発します。ましてこのようにタイヤからのスプラッシュがジャンジャカかかる場所はなおさらです。中華の「電気系が弱い」と言われる原因がここらへんにあるような気がします。
まあ、パーツが不足していたわけではなく、多かったというだけのことですから、これも問題なしとします。
外装を撤去する時、バッテリーも撤去したのですが、メインスイッチが切れているにもかかわらず、端子を接続したときに小さな火花が出ました。気になって電圧・電流を測定すると、常に0.003A程度の電流が流れています。アッちゃんたちは、そんな事は無かったと思います。セキュリティ装置でも付けているのなら、意味が分かるのですが・・・。
バッテリー容量は3AHと書いてありましたので、理論的には、

     3AH÷0.003A÷24H=42日

で完全放電する事になります。

が、実際には、バッテリーの自然放電や回路途中での漏電を加味すると、この程度の小さい容量のバッテリーは、経験上、1ヶ月程度で完全放電するものと思われます。だからなるべくこんな無駄なエネルギーはカットすべきです。後日、バッテリーの出口にスイッチを付けます。

微弱電流が流れる原因を辿っていったら、セルモーターのコンデンサでした。他にもやりたいことがあるので、これ以上の深入りは止めときます。

要するにバッテリーの自然放電が大きいので、要注意と言うことです。メイン回路を遮断するスイッチを付けないのなら、乗らないときはバッテリー端子を外しましょうと言うことですね。
ダブルウィッシュボーンの連結ボルトですが、下側にはスプリングワッシャが付いているのですが、上にはありません。同じ役目を果たすパーツなのに。(笑)

で、上側のボルトに、手持ちのスプリングワッシャを付けたのですが、ボルトの長さが短いため、割ピンが刺さりません。と、言うことは意図的に「上側にはスプリングワッシャは付けない!」という設計思想のようです。意味不明なので、とりあえずロックタイトで固着させました。まあ、そこまでしなくても割ピンが有るから大丈夫です。
フロントブレーキドラムです。必要ないと言えば必要ないのですが、防錆とアクセントを付けるため、赤で着色しました。

で、センターロッドのスペーサーのサイズが、右と左で違います、外径も長さも違います。さすがに、この意味は理解できません。

要するに、スペーサーとしての用を足せば十分という、合理的・経済的設計思想だと思います。中国大陸の大らかさの証でもあるでしょう。(笑)
まあ、取るに足りない事ですので、見なかったことにします。
載せ替えた新しいエンジン(手動クラッチ式)に付属していた、新しいチェンジペダルは、ポン付けするとクランクケースに当たって、せっかくのケースのメッキを、ガリガリと削り取ります。ってか、まともにチェンジできません。(笑)

で、写真では分かりにくいのですが、赤丸内を、幅2ミリほど削っています。まあ、海外品質は、アメリカも中国も似たようなもの。腹を立てるところではありません。
【その他 感想など】

1ほとんどのボルトに、ゆるみ止め液を塗布した痕がありました。ここら辺は親切ですね。

2スピードメーター誤差は約200%(時速45キロの時、80キロを指します:汗)ちなみに、私の体重は63kgです。平地での最高速度は45キロでした。たぶん、メーター内のどこかに調整ネジがあると思います。後日整備したいと思っています。
最悪、リアスプロケットに4つ付いているスピードセンサー用の磁石を2つに減らせば、ちょうど半分になるからドンピシャOKですな。ってか、こりゃ間違いなく、メーカーの設計部門と製造部門の連絡ミスでんな。まあ、うちの会社でもよくある事です。

3処女のため、ギアチェンジがメチャクチャ堅いです。また、ギヤチェンジのたびに動力が伝わるリアタイヤが「キャン!」と泣きます。可愛いです。(でも、優しく、優しく・・・ね)
原因はオイルの粘性が高いから。また、アイドリングでも洗剤を入れたかのようにオイルが泡立ちます。んで、オイル交換したらギアの入りがかなり良くなりました。

4点火プラグの火花は細めですが、赤みのない、青白くしっかりしたスパークです。

デフが無いため、曲がるときタイヤと路面の摩擦にかなりのパワーを食われます。その分直進性がメチャメチャ良く、販売店さんの取説では「トーイン調整をしてください」とありますが、その必要はありません。(笑)ってか、無意味です。デフ付きのシャフトに変えたら調整しようかと思っています。

ただ、路面変化にハンドルが敏感に反応するため、トリッキーな挙動を示します。バーハンドルだからといってバイクと同じ感覚で乗っていたら、あっという間に対向車線に出てしまします。当然ちゃ〜当然ですが、体重移動では曲がりません(笑)ってか、バンプステアの影響で、右に体重をかけると左に曲がります。これは、この特性に慣れる所でしょう。とは言えかなりデンジャラスですので、注意が必要です。
また、女房にお小遣いをもらったら、ステアリングダンパーを付けたいと思います。

なお、デフが無くても、町中のチョイ乗りには支障ありません。それより何より、目立ちます!特に男連中は振り返って見ます!(注目するのは、ほとんど男です。それとヤンキー風の姉ちゃん!)

コンビニでは、お巡りさんが話しかけてきました。結局「免許証を見せろ」とも言われなかったので、単なる興味本位だったみたいです。

今度、娘に乗ってもらって、その後ろをついて行こうかと思っています。町ゆく男たちの反応が楽しみです。って、ことで遊び方、色々ですね〜(笑)

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