中華バギーとの付き合い方

【2-06.クラッチワイヤーの加工】
部品を購入するときは、メーカーに車名とか車体番号を知らせると、たいがいそれに有ったパーツをゲットする事ができます。

でも中華バギーは、そこら辺の仕様が良く分からないので「とりあえず何でも良いからクラッチワイヤーを」ということで、500円でゲットしました。

案の定、クラッチレバー側でのワイヤー余長(引き代)が長く、相対的に外側のチューブに比べ中のワイヤーが短かくなり、そのまま取り付けるとクラッチは常時切りっぱなしで、エンジン回転がタイヤに伝わらないという事態になりました(笑)

で、外側のネジ部分をカットして、相対的にワイヤーを長くして余長(引き代)をゲットします。
加工は、電圧制御してゆっくりと回転するサンダーで切り取ります。ワイヤーを傷つけないよう慎重に。。。

クラッチケースの把持部分がグラグラしていたので、ナットを丸く加工して、エンジン把持部に挿入して、しっかり安定させました。
こいつが、ネットオークションで800円で拾ってきたクラッチレバーです。
ワイヤー余長をタップリ喰います。(笑)
ヤマハYBR125に付いていたレバーだそうです。
上の写真の赤丸内のリミットスイッチが機能しなかったので、ばらして接点を磨いて使えるようにしました。

クラッチレバーを握らないとセルモーターが回らないようにするフールプルーフ回路(安全装置)です。

セルボタンとACC電源線の間に直列に入れるだけでOKです。
が、私には必要無いので、修理はしたものの、とりあえず接続しません。娘が乗るなら接続しようと思います。
これで、できあがり。軽快にスコスコとクラッチが切れます。
【2011年5月5日追記】写真サイズを間違えています。クリックして写真を開いても、さほど大きくなりません。すいません。
でこの連休は、ボディの再塗装をする予定でしたが、毎日、中華の黄砂が舞い降り、ホコリっぽい。。。とても塗装が出来る環境ではありません。

んで、以前修理したクラッチのセルスイッチ(リミットスイッチ)を取り付けます。(GWでも、他にすることは無いんです)
クラッチのこの部分にあるスイッチですね。
赤線のような感じで、配線を通しています。
@一番右側の黒い線とギボシがACC(アクセサリー)線です。メインスイッチをオンにすると、ルナの体内に張り巡らしてある、この黒い線全てに12Vの電圧が供給されます。
日本では黒線と言えばアース線ですが、中華は電源線です。文化の違いだと思います。

Aその隣の青い線が、クラッチスイッチ(クラッチレバー)に向かいます。クラッチスイッチは、クラッチを切ったときにオンとなります。

Bその隣の茶色の線がクラッチスイッチから帰ってきた線です。
メインスイッチをオンにして、クラッチを切ることで、ここに12Vの電圧が現れます。

Cその茶色の線をミドリの線につなぎます。このミドリ線はセルスイッチに向かいます。

Dで、セルスイッチからセルリレーに別の電線が向かいます。写真には写っていません。

Eこれで、クラッチを切った状態じゃないとセルモーターは回らない、安全設計となります。娘がいつ「乗りたい!」と言ってもOKなのですが、最近は近づこうとしません。オタク過ぎるというのが理由だそうです。

参考までに、純正の配線では、セルリレー(セルスイッチ)への電源供給は、ACC線から直接取るのではなく、ストップランプの配線から取ってありました。すなわち、ストップランプが点灯(ブレーキを掛けた状態)でないとセルモータが回らないという、安全設計です。

リアブレーキをハンドブレーキからフットブレーキに変更した時点で、(ブレーキをかけながらのセルスイッチ操作が面倒いので)セルリレーの配線は、ACC線から取っていました。

頭の中にある配線を、キャドか何かで吐き出したいのですが、なにせ年を取ると、キャドと聞いただけで目が「シパシパ」してきて良くありません。肩こりの元凶です。いずれ手書きでアップしたいと思っています。すいません。


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