中華バギーとの付き合い方

2-10.オイルクーラーの取り付け
このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。

今は12月。この時期にオイルクーラーを取り付けるというのも、「こいつアホか!」と言われそうですが、逆にこの時期だからヤフオクでは安くで落札できるのではないかという、貧乏人の発想で、4段のオイルクーラーをゲットしました。


バラすとこんな感じ。
写真では分かりにくいですが、冷却フィン(じゃばら)の右端が既にバラけています。
まあ、性能にはさほど悪影響は与えないと思うので、見なかったことにします。


まあ、驚く話ではないのですが、バンジョーボルトが1本、割れていました。
アルミ製です。写真でも分かると思いますがかなり雑な作りです。

ってか、割れた部分の断面まで赤で塗装されていますので、運送途中に割れたものではなく、赤で塗装される前に既に割れていたのは明白です。すごいぞ!中華の品質管理!(・。・;

ダメ元で出品元にその旨を連絡したのですが、「これはオマケでつけている物だから、サポートはしない」との返事でした。
うん、想定どおり、ダメ元でした。ハハハ♪ (*’▽’)


で、手持ちのブレーキ用バンジョーボルトを流用します。
オイルの流動抵抗が気になったので、オマケで付いていたアルミバンジョーボルトと同程度の穴の大きさに広げます。


横の穴の大きさも広げます。
ブレーキラインに使用するバンジョーボルトは、ブレーキオイルの流動はほとんど無く、単に圧力を伝えるだけですから、穴の大きさはさほど影響しないのですが、オイルクーラーはオイルが流れてナンボの物ですから、このような細工をしました。
ただ、効果の程はわかりません。


フロントバンパーにステーを溶接して取り付けます。
相変わらず、下手くそな溶接です。この後、溶接表面を削って形を整えています。


正面から見ると、こんな感じです


ちなみに、4段のオイル量は54g。
比重を0.85とすると、54÷0.85=63cc。0.063リットル。
ブレーキホースの分を考えても0.07リットルってとこでしょうか。

オイルクーラーを付けることで、どれくらいオイルを継ぎ足す必要があるのか疑問だったのですが、まあ、エンジンオイルの全体量からすると、誤差の範囲ですね〜。


と言うことで、とりあえず付いたのですが、この時期は寒いので薄いブルーのアルミ保温シートを百均で買ってきて本体前面に被せています。オチャメかつ無意味に余っていたヨシムラのステッカーとか貼り付けてみたりして。。。


ちなみに、以前から中華エンジン内部のオイルポンプの性能が気になっていたので、それを確認するオイルホースを作ってみました。
オイルクーラーは付けたが、オイルはほとんど流動しないってんでは、シャレにならないので・・・。
オイルホースに、ピンク色の透明チューブ(写真左上)を割り入れて、オイルの流れを確認しようという作戦です。


シリンダヘッドの取り出し口に取り付けて、オイルの流れを確認します。
結果、結構な油圧が出ている事が確認出来ました。
「これならオイルラインが2mくらいあっても、十分オイルは十分循環するだろうな」というのが、私の結論です。


写真をクリックすると、ユーチューブに飛んで、その検証の様子が見られます。
 
【2014年05月01日追加】 
 
せっかく取り付けたオイルクーラーですので、その性能を定量的に掴まえたくなるのが、技術屋のサガです。
まずはクーラーに何も手を加えない状態で、近所を法定速度で20分ほど巡航します。
結果、エンジンオイルの温度計指示値は70度くらいで安定しました。
あまり油温が上昇しないのは、たぶんオイルクーラーの効果でしょう。
ふむふむ、なるほど・・・。

 
次に、クーラーをダンボールでぐるぐる巻きして、風が当たらないようにします。
これで、オイルクーラーの機能は、いちじるしく低下したはずです。たぶん・・・。
この状態で、前回と同じように近所を法定速度で20分ほど巡航します。

 
油温は、約65度で安定しました・・・・。お?おろ・・・? 
ダメじゃん・・・。
オイルクーラーが機能していないはずなのに、油温、下がったじゃん・・・。(・_・;)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
状況を思い起こしてみると、どうも天気のせいみたいです。最初はお日様の当たるいい天気だったのが、後半は曇り空でした。

ということで、定量把握はできませんでしたが、クーラーに手を当ててみると、結構熱くなっているので、効果はあり!と言うことにします。
(なんじゃ、そりゃ!それが技術屋の言うことかい!)

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