中華バギーとの付き合い方

2−11.油温計の改造

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。

以前、知人から油温計を頂戴していました。
天ぷらを揚げる時の、あの調理用油温計と同じ「バイメタル式」の油温計です。
ただ長さが長すぎて、写真のようにミッションケースの底にツッかえて、このままだと使えません。(_ _;)

でも、先日、オイルクーラーを付けたので、その効果を知りたくてコイツを改造する事にします。

センサー部(黄色丸)までの、金属パイプ部分の長さが、純正オイル・キャップの2倍くらいあります。
なお、センサー部にはスパイラル状のバイメタル(熱膨張率の違う二枚の金属を張り合わせたもの)が内蔵されていてますので、ここに手を加えてはいけません。



と言うことで、大胆に首の部分を切断します。



切断すると、中にセンサー部分(スパイラル・バイメタル)と指針をつなぐステンレス棒(黄色矢印)が出現します。
外側の金属管を切断するときには、このステンレス棒を傷つけないように。

全体の長さを縮めるため、更にこの指針棒(ステンレス棒)を赤点線のところで切断します。



で、この上下を重ね継ぎでロウ付けします。
もちろん使うのは100均のハンダですが、ステンレスはフラックスが無いと付きにくいです。

@ロウ付け箇所にフラックスを1〜2滴垂らして、
Aハンダゴテの熱でフラックスを完全に蒸発させた上で、
B糸ハンダを当てます。
そうするとしっかり溶け込みます。

詳しくは、「7-09.ロウ付けに関する考察」を御覧ください。


メーター側の金属管と、センサー側の金属管の相対位置関係を調整して、温度を合わせます。
基準温度は、机の上の時計に付いていた温度計。(^^ゞ
今日は少し暖かいので、約9℃。



外側金属管もステンレスです。これに合う適当なステンレス管が見つからなかったので、フエル・アルバムの台紙の留め金を加工してスリーブを作ります。こいつは鉄ですが、まあ、いいでしょ。
こいつの首の部分を切断して、穴をドリルで広げます。

で、出来上がった「スリーブ」です。


こいつも100均のハンダでロウ付けします。

体裁を気にするなら、この後ヤスリがけでロウ付け箇所のコブを削り取るのですが、まあ、見える場所でもないし、このままの方が強度も出るでしょうから、これでヨシとします。(*´ω`*)



仕上がりはこんな感じです。


はい!取り付け完了!

なお、肝心のオイルクーラーの効果は、また後日レポートします。

 

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