中華バギーとの付き合い方

【3-02.塗    装】
これが、私が常用しているアクリルスプレーです。近所のホームセンターで税込み195円です。

うまく塗装するコツも色々ありますが、特に今の時期(寒い時期)は、スプレー缶をお湯に入れ、5分ほど温めるといいみたいです。
内圧が上がって塗料の霧の粒子が細かくなります。私は、特に仕上げに使う「クリア」を吹く時は、夏でも温めて使います。

缶の注意書きには「爆発する恐れがあるから、温めてはいけない」と書いてあったりしますが、ここ20年、何十回もお湯で温めていますが、爆発したことはありません。(笑)
(試される方は、自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任は負いません)

女房からのお小遣いが少ない自分には、この値段は重宝しています。以前はラッカースプレーでもこの価格では手に入れることが出来ませんでした。

ラッカースプレーはご存じの通り、ガソリンがかかると情けないぐらいに色が落ちます。マシンの塗装はアクリルスプレーに限りますね〜。
ん〜ピントが甘いですね〜。。。上が塗装前、下が塗装後です。スッピンのルナから、艶めかしい光沢、色つやを放つ、大人のルナに近づいています。。。

まあ、塗装しなくても大丈夫だとは思うのですが、最大の目的は妖艶なルナに仕上げることですから、機械オタクならではだと思います。


塗装前に、洗車時に引っかかれないように、角をサンダーで落とします。合計十数カ所の角を落としました。
メインフレームの一番後ろです。何のステーか分からない物もあるので削り落とします。たぶん、左から牽引用?真ん中が反射板取り付け。一番右が、フラッグ取り付け用かな?ケツを持ち上げるのに、こいつらはすごく邪魔になります。
はい。これで、軽々、しっかりケツを持ち上げることが出来ます。
まあ、いらぬ仕事ではありますが、前足の塗装です。アクセントと防錆が目的です。
オークションで落札した後ろブレーキに、滑り止めが無かったので、サンダーで作りました。これもいらぬ仕事だと思います。
結果、こんな感じです、へたくそな研削だと思われるかもしれませんが、塗装したら目立たないと思います。
塗装した、前足です。(笑)
前から見ると、こんな感じ。
横からです。「赤がアクセントになって、カッコイイだろう!」と女房に自慢したところ、「ホンッット、暇なんだね」と嘲笑でした。
前からです。ちなみに、酔っぱらってオークションで遊んでいたら、金色のハンドルを落札してしまったので、取り付けています。

まあ、最初のハンドルでも良かったのですが。。。
後ろからです。エンジンを載せてみました。
とりあえず、機械部品関係の手入れはここまでです。途中、クラッチワイヤーが合わなかったり、後ろブレーキ周りの加工に手こずったりしました。それらの打開策は、後日、紹介しますね。

ちなみに奥のビニールがかかっているガレージが私の書斎です。(ビニールで、この冬の寒さをしのいでいます)

家を建てる時に、子供部屋は作ったのですが、わたしの書斎スペースを女房から却下されたので、休日はだいたいこのビニールの奥の、書斎、兼、作業所で過ごしています。女房・子供も相手してくれないし、友達もいないので、静かな休日を満喫出来ています。
今年の冬は、なかなか天気のいい晴れた日が無くて、、、やっと快晴!
塗装日和です。ルナのお洋服がテカテカです。
塗装した直後は、表面はテカテカである必要はありません。1週間ぐらいして塗装が固まったら、コンパウンドで表面のざらざらを取ります。
ひたすら磨き込みます。今日磨いても艶は出ません。塗装が完全に固まってから磨くのが、コツと言えばコツだと思います。

ただ、想定外だったのは、納車時に付属していた「33」とか言うステッカーが、乾燥後にめくれあがって剥がれたこと。

バイクショップで買った「HONDAウイング」は何ともありませんでした。これまでにもステッカーの寿命を延ばすため、クリアスプレーを上から吹きかけたことは何度も経験しているのですが、こんな根性無しのステッカーとは初対面です。

後日、接着剤で付けなおします。(笑)
フレームは寒かったこともあり、倉庫内の赤外線ヒーターで乾かしたのですが、温度維持のため、密室での塗装でした。
そのため、シンナーのせいで頭がフラフラして、吐き気がしました。

その反省もあり、今回は天気もいいので、玄関先で塗装します。

ここは馬鹿犬の縄張りです。柴犬は抜け毛がすごくて、少し風が吹くたびに、芝生に潜んでいる犬の抜け毛が、まだ乾いていないボディ表面に付着します。(一応、散水はしたのですが、あまり水を使うと「もったいない!」と女房に怒られます)

また、馬鹿犬の首輪をつないで、レンガ敷きの掃除したかったのですが、娘に怒られるのが目に見えているので、あきらめます。

コンパウンドで何とかなると思います。
【2011年6月13日追加】
前回の塗装では、寒かったのと犬が邪魔して、満足のいく塗装が出来なかったので、塗り直しました。

まずは、800番前後の耐水ペーパーで塗装面全体にキズを入れます。塗装の食い付きを良くするためです。
樹脂用のプライマーを吹きます。プライマーは母材と塗装の接着剤ですね。

と、ここまでは順調でした。

次に、表面をなだらかにするためのサフェーサーを買って来ようと・・・・。
あらら、最近はサフェーサー単体では売ってないようです。
プラサフといって、プライマーとサフェーサーが一体化しちまっています。
プライマーだけを吹く作業は無駄になっちまいました!くそ!
このプラサフ、サフェーサー単独の奴に比べ、塗膜が薄い。すなわち、表面の凸凹が思ったより隠せない!くそ!


と、文句を言ってもしょうがないので、とりあえず吹いてみました。で、半日ほどほたって、この上を1000番前後の耐水ペーパーで優しく磨いてあげます。あくまでも女性の柔肌を撫でるように、やさしく、やさしく・・・恍惚に・・・、酔いしれた目で。。。(そりゃ、シンナーに酔ってるんだって!)

触って、ツルッツルになるまで磨いてやります。ここで完全に凸凹を取らないと、塗装はうまく仕上がらないみたいです。





で、カラースプレーを吹きます。
使うスプレーは当然アクリルスプレー・・・・・って、なんじゃ!こりゃ!
「シリコン・ラッカー・アクリル・シリコンスプレー」って、結局、なんじゃ?ラッカースプレー?ラッカースプレーかよ!塗装後、この写真を撮って見て、初めてラッカースプレーを吹いてしまったという、驚愕の事実に気づきました!

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





「見なかったことにしよう・・・」



ってか、クリアを重ねるので、何の問題もありません(←負け惜しみです)

クリアを重ねるのは下地の塗色が硬化する前、すなわち着色塗装後1〜2時間以内に塗装するのが、お互いが馴染んで固着するみたいです。

着色塗装の「ゆず肌」や「鳥肌」は気にする必要はありません。また、垂れたらペーパーで磨いて取り除いて下さい。

着色塗装、クリア共に4〜5回塗装する訳ですが、いずれもコツは、
@1回目、2回目の塗装は薄く。特に一回目は母材の素材がほとんど見える位に薄く。2回目は3割程度がまだ見える位に薄く。3回目で母材が隠れるくらい。
そうすることで、4回目5回目の塗装を1回目2回目の塗装が捕まえてくれますので、仕上げを多少厚く塗っても、塗装が垂れることは有りません。

A4回目、5回目で仕上げ塗装をするのですが、仕上げの最終塗装は、一方通行で塗ります。プロは往復で塗っていますが、往復で塗ると光線の反射角が変わって、テカテカの程度がうまく捕まえられません。塗りすぎて液だれを誘発したり、吹きつけ不足で鳥肌を作ったりします。

当然、缶を温めて下さい。霧が細かくなってゆず肌もきめ細かになり、仕上げのペーパー掛けが楽になります。液だれもしにくくなります。




塗装を完全に硬化させるため、2週間ぐらい放置します。その間に車体に組み付けて下さい。

磨きに入ります。使うのは、
@耐水ペーパー:1500番〜2000番(近所のホームセンターに2000番は売っていませんでした)
Aコンパウンド:粗目、細目、仕上げ目
Bワックス

磨きのコツは、まず耐水ペーパーでゆず肌を取ること。
無限ステッカーを貼っているおでこ部分が作業前です。
フェンダーが耐水ペーパーでゆず肌を除去した後です。
塗装前のように真っ白になっています。(笑)が、このゆず肌や鳥肌があると、
テカテカにはなりません。何となく、くすんだような仕上がりになります。

ゆず肌を1500番〜2000番の耐水ペーパーで優しく磨いてあげます。あくまでも女性の柔肌を撫でるように、やさしく、やさしく・・・恍惚に・・・、酔いしれた目で。。。(女房にそれをしたら、鳥肌がとれません)
コンパウンドも粗目、細目では力を入れないで、撫でるように磨いて下さい。

で、テカテカです。この日は雨も降って光線の具合も良くなかったのですが、テカテカです。
ん〜メッキの反射に負けて、塗装の仕上がり加減がよく見えませんが、こちらもテカテカです。

ちなみに無限ステッカーはHONDA車だから貼ってイイのであって、トヨタや日産の車にこの「無限パワー」のステッカーが貼ってあるのを街で見かけると、思わず「ぷぷぷっ!」って笑ってしまいます。「無限パワー」の創業者は、あの本田宗一郎の息子で、HONDA車の部品しか扱っていません。
何年か前に脱税で捕まって、あれからどうなったんでしょ?
ま、このステッカーを貼ると最大トルクが約20%向上します。スーパー・イナズマンなんか、足元にも及びません。

ってか、ルナはホンダ車かよ!

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