中華バギーとの付き合い方

【4-06.方向可変インテークマニーホールドの取り付け】
このS字型のインマニ。「キャブからの霧状ガソリンが、あっちこっちぶつかって吸気効率が悪かろう」ってのと、「チョークレバーが車体の右側にあって、操作しづらいよ!」ってんで、変更します。
こちらが、オークションで買った、方向可変のインマニです。
赤丸のネジをゆるめると、360度、首を揺ることが出来るみたい。
ちなみにウイグル文字(?)で書かれた帳票が付いていました。読めません。(笑)
すげーアバウトな作りです。(笑)
「アバタもエクボ」って言いますから見てくれはどうでもいいとして、この鋳造の時に出来た「鋳巣」が、中まで貫通しているのでは?と思わせるくらいアバウトです。

価格を考えずに、品質だけで評価するなら、

 Aランク:日本製
 Bランク:台湾・韓国・アメリカ製
 Cランク:中華製

で、更にその下がありました。

 Dランク:イスラム圏(だと思います)
です。
中もこんな感じで凸凹です。耳くそみたいです。エアの流れを阻害します。
こちらはヤスリで研磨しました。
緑丸のネジをゆるめると、黄色丸の部分を回せて、首を振る事が出来るのですが、ガタガタです。(写真では分かりませんが・・・)ここはキャブの重さがモーメントでモロに加わる所ですから、ガタガタはまずいです。方向の位置決めが出来たら、ネジの数を増やして、しっかり固定させます。

赤丸の取り付け穴が合いません。何に付けるインマニか知らずに買ったので、まあ、これくらいは想定内です。
穴を広げます。(赤丸内)
キャブの出口についてる、黒い奴(名前を忘れました)で穴位置を決めました。
ちなみに、オークションでは24mmとあったのですが、23mmしかありません。
繊細な寸法設計を必要とするキャブ廻りですが、1mmぐらいなら、気にしてはいけません。
男が小さくなります。おおらかに笑う所です。レースに出る訳ではないので。。。
で、ルナのようなミドルサイズのバギーは、ガソリンタンク・メインフレームとキャブ・エアフィルタが干渉して、ピンポイントでここしか付きません。
キャブの頭についているワイヤーの角度が大きく、特にこいつがガソリンタンクやフレームと干渉します。後日、バーナーであぶって手曲げ・・・。

もしくは、百均にポリプロピレン製のまな板(別に、百均である必要はありませんが・・・)が売っているので、それを加工して上の黒い奴と同じ形のスペーサーを作って追加して、インマニ長を伸ばす。
ん〜、どうしよう・・・。

車体前方に出すと、チョークレバーの操作がやりやすいので、そうしたいですね。

ホント、今回のようなポン付け(ねじ穴広げたら、ポン付けって言わね〜だろ!)だと、ピンポイントでこの方向にしか出せません。
こちらが、反対側からの写真です。

で、エンジン性能ですが、どこからかエアが混入しているみたいで、アイドリングが安定しません。(笑)
また、エンジン出力もさほど変化しません。(爆笑)
逆に、元のS字型インマニの方が、良かったみたいです。エアの噛み込む場所を特定する必要があります。もう少し工夫が必要です。また面白くなってきました。
【2011年4月24日、追記】
どこからかエアが混入していることや、車体右側にキャブがあると、チョーク操作がしずらいのとで、車体左側に付け替えました。本来この場所にはレギュレーター何ちゃらが付いているのですが、場所を譲ってもらいました。ギリギリでキャブの加工は不要でした。

ってか、キャブの頭に付いているアクセルワイヤーの装着金具をバーナーであぶって曲げようとしたら、キャブの頭のキャップ部分がアルミ製だってことを忘れてて、そっちが曲がっちまいました。湾曲の程度は軽微で何とか取り付けられたのですが、冷や汗ものでした。
この角度だと、チョークレバーがセルモーターのすぐ横になって、操作できないので、倉庫のアルミアングルを加工してチョークレバーを延長しました。名付けて「チョークレバー延長くん」(って、まんまジャン!)
反対側から見ると、こんな感じです。インマニの取り付けを注意深く、丁寧に行ったので、不必要なエアの吸い込みは無くなってアイドリングも安定しています。

インマニの鋳巣が、中まで貫通していなくて、めでたし、めでたしです。もっとも貫通していたらインマニの外側をコーティングするつもりでしたので、大きな問題ではありませんが。。。

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