中華バギーとの付き合い方

【7-01.電気工具(三種の神器)について】
私の持っている電気工具は、基本的に左の二つです。電気サンダーと電気ドリル、これでたいがいのことは出来ます。

いずれも20年くらい前に、各3000円くらいで購入したもので、サンダーのヤスリや電気ドリルのビットなんかは、ほとんど100均の品物です。正しい使い方さえ遵守すば、結構使えます。

これらの中にある整流子モーターのブラシも消耗品ですが、近年はホームセンターで手軽にゲットできます。純正品でなくてもカーボンで出来た端子ですから、少し大きめのを買ってきて、カッターで削って使います。これで、これらの電動工具は半永久的に使える訳です。(笑)
右上の黒い箱が三つ目の神器で「電圧制御装置」。キットで売っているパーツを買ってきて自分で組み立てます。電子回路の組み立て自体は、半田ごてを使える人なら1〜2時間で完了します。簡単です。トライアックを使っていて、電源電圧波形をぶった切って、出力電圧を0V〜100Vまで、自由に設定出来ます。

精密加工する時のサンダー・ドリルの回転数の制御や半田ごて・ヒーターの温度制御、電球・ハロゲン灯の光量制御など、いろんな場面で活躍します。

一般に速度制御が出来るサンダーなんかは、1万円前後するわけで、愚生のような貧乏DIYを信条とする者には重宝します。

ただし、同期電動機や蛍光灯(放電管)など、定電圧で作動する機器には使えません。

電圧制御装置は、通販(秋月電子通商さん)で600円(送料別)くらい。その他部品を含めても1000円前後で自作できます。

福岡市に勤務する私は、カホパーツセンターさんで買いました。1000円前後だったと記憶しています。
すごく便利なので、可搬型に加え、常設型として机の上や、作業台にも取り付けています。それぞれ形は違いますが、黒いツマミ(ボリューム)とコンセントが付いています。下の写真の赤黒の端子は電圧端子で、ここにテスターを差し込んで電圧を読みます。まあ、無くてもいい端子ですが、なんとなくクールです。(笑)

これで回転数の制御が出来るから、安物の電気工具でも「ボルトの曲面や7mmの鉄鋼に穴開けが出来る」といって、過言ではありません。

一押しの一品です。

切削オイルです。電気ドリルを使うときの必需品です。これは絶対に必要です。これでビットの刃先を冷却します。冷却しないと刃先が摩擦で過熱して焼きが入り、使い物にならなくなっちゃいます。右のポリタンク(1リッター)で、700円くらい。

また、この切削油を吹きかけることで、温度管理が出来ます。刃先が過熱してきたら、この切削油によって湯気(けむり?)が発生しますので、その時は、いったん作業を中断して、この切削油をたっぷり吹きかけて刃先を冷やします。

そうすることで以下のような安物ドリルでも、DIY程度なら十分に使えます。10〜20倍に水で薄めて使うため、結構使いでがあります。
原液は茶色ですが、水で薄めると白になります。

また、冷やすだけなら水をかければいいのですが、それだと母材が錆びます。この切削オイルと、上記の電圧(回転数)コントロールで、「鬼に金棒」です。ちなみに写真左側の霧吹きスプレーも百均です。

せっかちな私は、溶接後の冷却にも使っています。

百均で、3本105円です。(笑)DIYの穴開けくらいなら、これで十分です。
ただし、絶対に切削油は必要です。
刃先が摩耗して切れなくなったら、こいつで刃先を研磨します。1500円くらい。
新品のビットは良く切れるため、切削くずがラセンの紐状に出てきます。
切削くずが細かく砕けて出てくるようになったら、刃先が摩耗してきた証拠ですので、こいつで研ぎます。
ですから、最近はビットを買ったことがありません。焼きさえ入れないように注意すれば、半永久的に使えます。リサイクルです。エコです。経済的です。貧乏です。
厚さ7mmの鉄塊も楽勝で穴あけできます。円筒状のボルトにも穴あけできます。

穴開けのコツは、上記、回転数制御と切削油。それが揃ったら、
 @センターポンチは、出来るだけ力一杯、大きな印を付けること。
 Aボール盤の気持ちになって、安定した体勢で母材に挑むこと。
 B母材に対して、常に直角を維持し、ゆっくりと、あわてない、あわてない。。。

あとは、訓練です。(笑)

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