中華バギーとの付き合い方

【7-09.ろう付けに関する考察】

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。


以前、ガソリンタンクの給油口をロウ付けしましたが、このロウ付け専用のろう棒は、5本で1,200円とけっこう高価です。(写真左側に写っている奴です)
(↑この貧乏人が! `∀´)Ψヶヶヶ!)

で、右側の百金で買った魚釣りのおもり(鉛)と、百均で買った電気工作用ハンダ、それと手持ちのハンダ(中央下側の丸いやつ)で、安価にろう付けできないものかと試してみました。(´・ω・`)

結論:百均のハンダでも、結構シッカリしたロウ付けができる!
   
 (もちろん、百均以外の普通のハンダでも、しっかりロウ付けできます)



まず、魚釣り用のおもり(鉛)を溶かしてロウ付け付けしてみます。
魚釣り用のおもり(鉛)は、溶け込みやすいように、ニッパで小さく切り出して使います。

結論:失敗です。かなりの高温で試したのですが、これではロウ付けできません。



今回試用した、道具類です。
@ただの水を入れたスプレー(百均)です。時間短縮のため、急速冷却に使います。
Aクランプです。試料を把持します。
B言わずと知れたガスバーナー。これがないと何も始まらない。
C魚釣り用のおもり(鉛)。小さく刻んでいます
Dフラックス。強酸で、ろう付けを促進させます。300〜400円くらい。
Eプライヤー。熱い試料をはさみます。
F百金で買った電気工作用のハンダ。
Gウエス(ボロ布)。ビチャビチャに水に浸して、急速冷却に使います。



結果、魚釣り用の鉛は、うまく濡れない(溶け込まない)ので、不合格。

写真は、百均で買った電気工作用ハンダでのろう付けです。
しっかり溶け込んでいます。

なお、手持ちの電気工作用ハンダ(最上部写真の丸いやつ)でも、同様に良好な溶け込みでした。



トンカチで叩き壊してみると、接合部分にはシッカリとハンダが溶け込んでいます。
強度は本来のろう棒には劣りますが、十分使える強度です。



例えばこれは、ヘルメットボックスをキャリアに固定するボルトです。

僕のバギーのヘルメットボックスの中にはガソリンタンクが設置されているため、このボルトの頭を押さえこむには、ガソリンタンクをいちいち取り外さないといけません。
結構面倒です。

で、予め、そのボルトに長方形の平板をろう付けする事で、ネジを締めたり緩めたりする際の「供回り」を防止できます。(平板がボックスの出っ張りに引っかかって廻らない)
作業効率が、格段に向上します。

むろん「溶接」という手段もあるのですが、溶接機は結構セッティングが大変。ってか、僕の溶接技術では、これくらい小さい金属だと溶接機の熱で後形もなく溶かしてしまう可能性が大です!<o( ̄^ ̄)o>

なお、上の写真をクリックすると、ユーチューブに飛んで、作業風景が見られます。
まあ、クソ面白くもない動画ですが・・・。(^_^;)

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