中華バギーとの付き合い方

13.エンジン始動に、バッテリーは不要
メインスイッチを入れっぱなしにしたり、セルモータを使いすぎると、当然バッテリーが上がります。

ただ、ルナの場合は、発電ユニットからCDIを経由して直接点火プラグを点火させていますから、バッテリーが無くてもエンジン始動できます。

特に、このタイプのエンジンは、チェンジペダルを踏み込んでいる間はクラッチが切れていますので、その特性を利用します。
(最近のスクーター系は無段変速ですので、そんな芸当は出来ません)

以下にその方法を紹介します。
写真のルナは、作業の都合上、外装を取り外して丸裸ですが、押し掛けするのに丸裸にする必要はありません。(そりゃ、当然でしょ:笑)バッテリー収納スペースは外装と一体成型されているので、写真のルナにはバッテリーはありません。

@メインスイッチ、キルスイッチがオンであることを確認します。
A右足で、サードギアに入れます。ペダルは踏み込んだままです。(セカンドギアでも可能でした)
B左足で、ケンケンケン(笑)と地面を蹴ってルナを加速させます。時速2〜3km/Hぐらいまで加速させます。後輪に左足を踏まれないように注意して!(ってか、そんなスピード、加速って言わんでしょ)
C一応スピードに乗ったら、右足のチェンジペダルを離します。(離した瞬間、フットレストに体重をかけるとタイヤの接地圧が上がって、タイヤロックを抑えることが出来ます。ってか、写真のルナにはそのフットレストすら付いていませんが:笑)
Dこれでセルモーターの代わりに、リヤタイヤ→チェーン→ミッション→エンジンと、駆動力が伝わり、エンジンが始動します。
E私の場合、女房が手伝ってくれないし、友達もいないので、一人でこの方法を取らざるを得ないのですが、手伝ってくれる人がいるなら、文字通り後ろから押してもらって、「押し掛け」をして下さい。(下り坂で加速させると楽勝ですね)

このクラスのエンジンなら、自由自在、どうにでも調教できますね〜。本当に楽しいマシンです。。。これがダイ奈さんだと、二気筒エンジンですが、同爆ですので、1000ccを超すシリンダを圧縮するエネルギーを「押し掛け」で作り出さなければなりません。そりゃもう、大変!

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