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納車時の試運転で、著しいフロントブレーキの片利きがありました。
たぶん、ブレーキワイヤーの調整がうまくいっていないのだろうと思っていたのですが、実は違いました。
納車時に@のボルトを増し締めしたのが原因でした。
@のボルトを増し締めすると、左右のフロントブレーキをシーソーの原理でバランスしている、AA’が締め付けトルクによって動かなくなります。
したがって、@は増し締めしてはいけません。(笑)
どうりで、このボルトは異常なまでにロックタイト(緩み止め剤)が塗布されていた訳です。
ちなみにBのワイヤーはフロント右ブレーキに、B’はフロント左ブレーキにつながっています。これらのワイヤー張力をシーソー金具でバランスさせています。
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コイツが(正式名称は知りませんが)、シーソー金具(笑)です。真ん中のボルトを強く締めると、締め付け力によってシーソーが機能しなくなるため、片ぎきが発生します。 |
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それじゃあ、まずいよね。。。ってんで、シーソー金具の穴を広げて、真ん中の銀色のスペーサーを挿入します。締め付け力はコイツが担当しますので、かっちりボルトを締め付けても、ゆるゆるとシーソー機能が復活します。
スペーサーは、バイクショップで、樹脂製パーツや灯火類パーツを止めるゴム付きのスペーサーの芯になる部分です。200〜300円だったと思います。私は倉庫のジャンクから引っ張り出しました。
まあ、センターボルトはしっかりロックタイトが塗布されていますので、片ぎきが無ければ、特に手を入れなくても大丈夫だと思います。。。たぶん・・・。
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