中華バギーとの付き合い方

【8-20.ホイール・バランスの調整】

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。
さすが、中華。タイヤのバランスがすごく悪い!
ってんで、ホイールバランスを調整します。

近所のホームセンターで、キャスターを買ってきました。
こんな感じで、キャスター台を作ります。
センター軸に適当な金属パイプを通して、キャスターに乗せ、しばらく放置します。

真下に来る所が最も重い部分ですので、その反対側(すなわち、真上)にバランスウエイトを貼ります。

基本的には、これだけで通常走る分には支障のない、バランス調整が出来ます。
ただ、今回は、ざっくり計った時のバランスウエイトの重さが172gもあったので、より、ウエイト量を少なくするため、ホイールとタイヤの組み合わせ位置を変えてで、最適場所を模索します。
普通にホイールバランスを取るだけなら、不必要な作業です。

まずは、タイヤにマーカーで印を付け、この印とホイールの空気を入れるバルブとの相関位置を押さえます。
ビードを落として、タイヤとホイールの縁を切って、それぞれ別々に回るようにします。

ビード落としに使ったのは、孫の鯉のぼり用アルミパイプと木片です。

今日は、女房は娘と日帰り温泉旅行です。

で、ホイール側は空気入れの口金を目印にして1/8ずつ、タイヤをずらして行きます。

手順として、しばらく置いておくと、最も重い場所が最下点に来ますので、その点を90度横に持ってきます。ここがバランスが取れていないために発生する、回転モーメントが最大になる場所です。
その状態で、切った輪ゴムの先に釣り針を付けて、タイヤのブロックに引っかけ、ホイールセンターと同じ高さに静止させます。(私の場合、支柱に建築用ブロックを使っていますので、地べたから約45cmです)

この状態で、ゴムの伸びを計測します。ホイールバランスがチャンと取れていればゴムの伸びは0cm(ゴムに負荷はかからない)のはずです。

これを、ホイールとタイヤをずらしながら8回(4回でも、16回でもいいのですが、今回は8等分しました)計測し、最もゴムの伸びの小さいところで、タイヤとホイールを組み付け(ビードを上げる)ます。

ホイールのアンバランスとタイヤのアンバランスが極力相殺される(最もバランスの取れている)所を探しだそうとしている訳です。

で、ビード上げ作業が終わったら、必要なバランスウエイト量を測定します。

今日は、女房は娘と日帰り温泉旅行です。

まずは、自在に重さを変えられる、ネンドを貼り付けて測定します
えっと、結果は、
 @左ホイールのバランスウエイト:95g・・・・
 A右ホイールのバランスウエイト:190g! すげ〜!

と言うことで、速攻、近所のタイヤ屋さんにバランスウエイトを買いに行きました。
以下、店員さんとの会話です。

愚生「すいません、バランスウエイトを100gぐらい分けてもらえませんか?」
店員「100gですか!基本的にホイールバランスを調整するのは、フロントタイヤだけでいいんですよ〜」

愚生「ええ、フロントだけです(さすがに、タイヤ1本分とは言えませんでした)」
店員「え〜、そりゃ、フロントだけで100gとは、バランスの悪いタイヤですね〜、中国産じゃないんですか?」
愚生「(すげ〜!さすがプロ!一発で見破ったよ!)ええ、そうなんです。安物買いの銭失いっちゅうやつですよ!ははは!」

店員「そりゃ、大変ですね〜。じゃあ、これ、差し上げますので、何かあったらご連絡下さい」
愚生「え?タダでいいんですか?すいません、助かります」
店員「はい、でも何かあったら、この名刺にご連絡下さい。お手伝い出来ると思います」
愚生「ど〜も〜・・・」

中華タイヤと分かった時点で、「コイツはすぐに国産タイヤを買いに来る!ここは貸しを作っとけ!」と予測されたみたいで、バランスウエイトはサービスでもらって来ました。

なんか、素直に喜べない・・・複雑な心境です。
で、95gでこんな感じ。ウエイトがホイールをはみ出してます。付かない・・・。
こちらが125g。本当は190g付けたいのですが、ウエイトが足りません。ってか、買ってきたとして、どうやって貼り付けよう・・・。もう、笑うしかありません。(笑)

と言うことですが、「中華製品は全て粗悪品!」では無いと思うので、とりあえずここでは、極悪タイヤメーカーを紹介します。

ジャジャジャ、ジャ〜〜〜ン!これが、人類史上、最悪のタイヤメーカー!

「QING DA(キィュング ダ?)」

です!

やっぱ、タイヤ屋さんが言うとおり、タイヤは国産に限ります。
(でも、国産タイヤを4本買うと、本体価格より高くなりそう!)
【2011年11月24日追加】

最近は動画に凝ってて、ホイールバランスの調整と、鉛インゴットバランスウエイトの製作を動画にしました。

BGMは、ネットからフリー素材を拝借しました。世の中には殊勝な人もいるもんです。心から感謝申し上げます。 m(_ _)m

画像をクリックすると、ユーチューブにジャンプします。

【2011年11月27日追加】
鉛インゴットバランスウエイトです。
目立たないように、黒で着色しています。
言い忘れていましたが、ホイールバランスを取っても、タイヤが丸くない?ホイールが丸くない?フランジのセンターが出ていない?ため、結果、回転中心がずれています。
何も考えずにタイヤ・ホイールを安直に組み付けてみて下さい。
それをジャッキアップして手で回すと、路面に接地する部分としない部分が出てきます。(黄色矢印)
その差が少しならいいのですが、大きいとウォン、ウォン!と上下震動を増幅させてしまいます。
バランスウエイト以前の問題です。
原始的な方法ですが、私は、ホイールを仮止めしてジャッキで浮かせ、トンカチでタイヤの外側(接地する箇所)を叩いて、センター軸を出すようにしています。

これだけでも回転のスムーズさが、かなり違います。

なお、回転方向と直角(横)方向にも、ウネウネと脈打って回りますが、これはどうしようもありません。(笑)
【2013年8月19日追加】 
  フェンダーをケータハム・スーパー7風にしたのはいいのですが、タイヤとフェンダー(正確には、タイヤ接地面とフェンダーを支えているステー)が当たります。

フェンダー取り付け時には、1センチほどの空間を確保したはずなんですが・・・。

よくよく調べてみると、どうも遠心力でタイヤ接地面(中心線)が膨らんじゃってるみたい。速度を上げると「ザッ、ザッ、ザッ、ザッ」と当たります。
え?「ザッ、ザッ、ザッ、ザッ」って、何か当たるところと当たらないところがある・・・。

ってことは、タイヤが丸くないってか・・・。(-_-;)
 
   と、言うことで調べてみました。

タイヤの前にウマをおいて、基準となる鉄板をまたがせます。
  これがタイヤと鉄板が最も近づいている時。その間隔は0mmです。 
  こちらが、最も離れている時。その間隔は2mm。たかが2mmと思うなかれ、
この偏心は、フロントタイヤの場合、ある特定の回転数で共振現象が発生し、致命的なハンドルぶれとなって、ライダーに襲いかかってきます。
 
こちらが、丸くないタイヤの動画です。

画像をクリックするとユーチューブに飛びます。

中華、恐るべし! (`・ω・´)ゞ

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