中華バギーとの付き合い方

【8-28.リアサスペンションの換装】

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。
これまでリアサスには、ダイナさん(ハーレー)のシルバーのサスを流用していて、これが非常に快適で、全く問題は無かったのですが・・・。
先月、フロントサスを「ブラック×ゴールド」のサブタンク付きサスに換装したため(左写真)、リアサスもダイナさんのシルバーでは、色違いが気に入らなくなっちゃいました。(おいおい、どいだけパーツ替えれば気が済むねん!)
これが前回購入して、フロントに使っているサスです。
これもダイナ・サス同様、すこぶる調子がいい。
なめらかに、しっとりとダンパーが効いて、道路の凸凹もしっかり吸収してくれます。
これに味をしめて・・・。
また、買っちゃいました。
「ブラック×ゴールド」のサブタンク付きです。(笑)
コイツを、リアサスとして使います。
前回購入した分と、販売店さんは違いますが、お決まりで、製造国が記載されていません。
パーツは中華製品で統一したかたのに・・・。
(いや、だから、間違いなく中華だって!)

ところがこのサス、実際に取り付けたところ、全く、全然、完璧にダンパーが効きません!ピョンピョン跳ねます!
「しまった!見た目は一緒でも、こんな仕様かよ!」と愕然としたのですが、もう片方を試してみると、しっとり、しなやかにダンパーが働いてくれます。
よく見ると、あらら、ダンパーオイル漏れ〜・・・。

画像をクリックすると拡大写真が開きます。(販売店さん向けのメッセージです:笑)

拡大したのがこれ。写真では分かりにくいのですが、かなり大量に漏れています。

ちなみに、正常な方のガス圧を測定したところ3.0kgで、不良品のこちらは1.2kg。

ん〜。10kgくらいあるのが普通だと思っていたけど・・・。
まあ、3.0kgが適正値ということで、いいや!
(どなたか、中華サブタンクの適正値をご存じでしたら教えて下さい。:笑)

試しにダメ元でエアコンプレッサー(空気ぢゃぁなく、窒素ガスを入れろよ!)のレギュレーター圧を3.0kgに設定し、不良品の方にエアをくれてやったのですが、全く変化無し。ピョンピョン、ピョンピョンです。

それどころかオイルが漏れ出して来ました。滲み出るのではありません。ジワッとオイルの水滴が生まれます。(オイルは「水滴」って言わね〜だろ!)

まあ、ダンパーオイルが漏れ出すんなら、いくらガス圧を上げても意味は無いですわな!

そのまま一晩放置しました。ガス圧に変化はありません。オイルを拭き取った後には、新たなオイルの滲みもありません。が、装備してビョンビョン負荷をかけると、オイルが滲み出てきます。
こりゃ、間違いなくオイルシールが死んでますね〜。

まあ、超・量産体制で何万本も作っているのでしょうから、1本くらい不良品も出るでしょう。(笑)

で、現在、販売店さんに交換をお願いしています。


んで、ダンパーの抜けぐあいが、教科書に載せたいぐらいに、分かりやすい動きをしてくれます。

こりゃ、「ダンパーが死ぬ」とはどういう事かってんで、この教材は動画にせんばね〜。(笑)
(ここにお見えになる皆さんには「釈迦に説法」だとは思いますが)

左の画像をクリックすると、ユーチューブに飛びます。


【2012年03月23日追加】

不良品のサスは、無事交換してくれました。

いつもの事ですが「すみません」の一言は、当然ありません。

まあ、文化の違いで「謝ると、負け」ってのが世界共通の考え方みたいです。

真摯な日本人には理解できない習慣です。(笑)

このサスペンションは1本だと底付きするので、ダブルサスとします。そのための取り付けステーを製作中です。完成したら追記します。

【2012年5月2日追加】
ちょっと、復習します。白いサスが、標準装備のリアサスペンションです。
んで、後ろの長いサスがダイ奈さん(ハーレー)のサス。
こいつを装着したら、ベスト・セッティングとなりました。
すこぶる快適なサス・フィーリングでした。
でも、こいつを酔っぱらって落札しちまいました。
フロントがブラック・ゴールドサスだから、リアも同じ色に合わせようという、何の役にも立たない、無駄な発想からです。
で、だめだったら元に戻したいので、フレームにステーを溶接するのではなく、ステーそのものをボルトオンすることにしました。
だもんで、結構、複雑な加工が必要になりました。左が下側、右が上側に取り付けるステーです。
上側です。まだ、塗装前です。素地の銀色のパーツが、自作ステーです。
ちと、分かりにくいですね〜。

こちらが下側です。塗装前で銀色のパーツです。モーメントの反力をどうするかでケッコウ悩みましたが、結局、後側のアームで支えることにしました。
チェーンとサスの離隔距離です。以前、チェーンの暴れをビデオ録画していたので、その映像から「まあ、こんぐらいのもんかな・・・」とセッティングしたのですが、これでもチェーンが当たります。ロンスイでチェーンが長いため、結構チェーンは暴れます。
これが、後ろから見たところです。チェーンの特性から横方向にはそんなにぶれないだろうと高をくくっていたのですが、これではチェーンがサスに当たります。

しょうがないので、チェーンをブロックするためチェーンカバー(写真:銀色)を付けたのですが、今度はそのチェーンカバーがサスに当たります。(涙)

で、当たる部分のチェーンカバーを切り取って、そこに鉄板でプロテクターを装着しました。(笑)写真中央の、赤いヤツです。

こんな感じです。チェーンは、赤のプロテクターに当たります。
もう、何がしたかったのか、私自身、訳が分からなくなりそうです・・・。


こんちくしょうで、次なる対策です。

チェーン・テンショナーのテンションを上げると、チェーンの暴れも少なくなるはずですが、今まで付けていたテンショナーでは剛性が不足します。

んで、色々鉄板を溶接して補強しました。チェーン外れも起きないよう、対策しています。
格好だけみると、何が何だか分かりません。
このパーツを見て、「うん、これはチェーンテンショナーだ!」と言える人は、世界ヒロシと言えど、私だけです!
<o( ̄^ ̄)o>

取り付けると、こんな感じです。

全体的にはこんな感じです。

チェーン廻りなど、激しく可動する部分は、なるべくシンプルにしないとトラブルの元凶を作ることになります。
現状では、ちと心配・・・です。

まあ、これでしばらく様子を見て、都合が悪かったらステーの高さを高くして更にチェーンから逃がそうかと思っています。

ただ、サスの下側の取り付け位置をあまり高くし過ぎると、サスペンションは真横を向いて、サスの役目を果たさなくなるでしょう〜。

そん時ゃ、ベストセッティングのダイ奈サスに戻します。

【2012年07月01日追加】

だめですね〜。
上の写真の赤いチェーンプロテクターにチェーンが「ぐわっちゃん!ぐわっちゃん!」と当たって、プロテクターがかなり摩耗します。ってことはチェーンにはかなりのストレスが加わっているはずです。
と言うことで、写真左がこれまで付けていたサスペンションの、アーム側の取り付けステー。
写真右が今回製作したもの。高さが1.5倍くらいになりました。
これなら、チェーンとの干渉は無い!はず・・・。

で、立体的には写すとこんな感じ。
金具に穴がたくさん開いていますが、建築用金物廃材軽量化が目的です。
ハイブリッド溶接が大活躍です。
取り付け後はこんな感じ。
サスペンションは右にナット1個分オフセットさせています。
チェーンカバーが無ければこのオフセットは必要無いのですが、せっかく付けたチェーンカバーですので。
そもそもリアの足回りは、アームを切断した時点で左右対称ではありませんので、まあ、気にするところではありません。
これが、ダイナサスの状態。
偶然ですが、これが理想的なサス・フィーリングでした。
こちらが、リヤサスの最終形態。
上の写真と比べるとリヤサスがかなり寝ていますが、まあ、サス・フィーリングとしては合格点です。
かなり試行錯誤しましたが、これでやっと落ち着きました。(*^_^*)

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