中華バギーとの付き合い方

【8-12.ホイール・アライメントの改良】

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。
デフの無い頃のルナは、直進安定性が良く、まっすぐ走ることには何の問題も無かったのですが、酔っぱらってデフを落札し装着したところ、トリッキーな挙動を示すようになって、危険極まりない走りになっちまいました。

まっすぐ走らせるためには、なんと言ってもキングピン(日本語では王様チンコと言います)を寝かせると効果があります。(たぶん・・・)

フロントフォークが寝ているエリ美ちゃんの直進性は、フォークが勃っているダイ奈さんより強力です。欠点として、最小回転半径が馬鹿でかい!(笑)

何はともあれ、運動会の自転車のリムを使った競技「車輪転がし」で、後ろから支え押す竹の棒は「、寝かせれば寝かせるほど、直進性が向上する」という、あの理屈です。

(チンコが勃つだの、寝るだの、絶対に女房には見せられないページです)

ホームセンターに行って、建築用建材金物を買ってきました。


検索エンジンで「王様チンコ」と入力すると、このHPがヒットします。「ハイブリッド溶接」と検索しても、正式なハイブリッド溶接に紛れて、このHPが出てきます。
ロボット型検索エンジンだったとしても、何かすごいものを感じます。

また、このHPとは関係有りませんが試しに自分の名前で検索したら、数件ヒットしました。ちょっと行き過ぎた情報社会、何となく怖かですね〜。
【キングピン角の増量、(キャスター角、トレールの増量)】
ナットを介して、ナット1個分、アッパーアームは後ろにずらします。
同じく、ナットを介して、ロアアームは前にずらします。

これで、王様チンコに角度を持たせます。キャスター角を付けると、まっすぐ走るようになります(たぶん・・・)

効果が半信半疑なので、建材金具としての臭いが、まだプンプンしています。
うまくいったら、キチンと加工して塗装します。
分かりにくいのですが、赤がアッパーアームに付けたナットです。矢印のように後ろ側にナット1個分ずらします。

ミドリがロアアーム。ロアアームの後ろ側のナットは写っていません。(汗)

【バンプステアの減少対策】
タイロッドの取り付け点です。バンプステアの影響を軽減するために、1.5cmほど取り付け点を下げたかったのですが、あちこちに干渉して、結果、ステーとスペーサ役のナットを介してボールジョイントを逆さに付けています。
これで約2cm下げたことになります。


今回は、キングピンを傾斜させるために、ステーを取り付け、結果的にタイヤ間が広がりました。そこでタイロッドもステーを取り付けて全体長を長くしたわけですが、このボールジョイントを逆さに付けるという手段は、ステーが無くてもノーマルの状態で出来ますので、一度試してみられるといいと思います。(ボディ側を逆さにするのか、タイヤ側をそうするのかは、マシンによって変わると思いますが、両方とも逆さにしたら、こりゃ意味がありません)

ステアリング感覚が、見違えるように変わります。状況によっれは、悪い方に変わるかもしれませんが「え?これだけのことで、こんなに変わるの?」と、私は驚きました。

ただし、
@ボールジョイントには、タイロッドの重みで常に外れる方向の力が加わってしまうこと。
Aゴムブーツがあるとは言え、雨や砂が侵入するため、こまめな清掃が必要となること。
B走行中、このボールジョイントが外れたら、想像するのも怖いぐらいの大惨事になること。

以上、3点にご注意下さい。

(注)記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。

ただ、下の写真の緑○のコイツと同じような取り付け方だから、問題は無いと思う訳です。
でも、なんせ中華ですから、コイツ自体「パコ!」っと外れるかもしれませんが・・・。
王様チンコの角度を寝かせました。シルバーのアルミ棒でキングピン角の延長を出しています。赤がその角度です。ミドリが垂直線ですね。
黄色が百均で購入した水準器です。気泡から分かる通り水準器は垂直に立てています。
ボールジョイント・ボルトを結ぶ、ミドリの斜めの線が王様チンコの角度です。

斜めから撮影しているため、正確な角度はこの写真からは分かりません。

ちなみに、バンプステアの現象が出やすくするため、サスは一番やわらかく設定しています。(写真では、ピンボケしてますね)
で、バンプステアはどうかというと・・・。
標準ではバンプするとタイヤは内側を向いていたのですが、改造後は若干外側を向くようになりました。(あらま、やりすぎ!大丈夫かしら・・・)
【キャンバー角の設定】
キャンバーは、左写真の通り若干ネガティブ(−)としました。

【トー角の調整】
トーは5mm程度のトー・インとしています。(写真を撮り忘れました)
キャスター角を改造するまでは、2cmほどのトー・アウトでした。その方が、直進性が向上するようです。納車当時、調子に乗って5cmほどのトー・アウトとしていたのですが、タイヤの偏磨耗がメチャすごく、「あっ!」という間に4分山になっちまいました。

と言うことで、走ってみました。走行フィーリングは90点です。

思った通り、普通車並みの安定感とまではいきませんが、走行中、お辞儀するミラーを片手運転で元に戻すのに、なんら恐怖感はありません。(←どなたかの盗作です:笑)

大成功でしたんで、後日取り外して整形して、塗装します。個体パーツはその時に写真を撮って、アップします。

でも、メーカーもこれぐらい、設計で考慮して製造してくれればいいのに、と思ったのですが、そもそも純正ではデフが無い訳で、その仕様ではまっすぐに走る訳ですから、メーカーとしてはそれでいい訳です。設計バランス壊した私が悪いと思い直しました。
そう!純正のまま乗っていたら、何の問題も無いんです。

ちなみにタイヤの摩耗も激しかったので、調整後確認してみました。
使ったのはゴルフのショットマーカー。チョークの粉(白)のスプレー版です。

これで200〜300m走って、マーカー(白)の消耗具合を前後輪で比較します。
こちらが走行後の前輪。
こちらが後輪。同じくらいの取れかたですね。
タイヤの発熱の程度も前後輪同じくらいです。
タイヤの転がりも、少しの傾斜でコロコロ転がります。

これで異常磨耗がまだ続くようなら、こりゃタイヤの素材が悪いと言うことですね。

結果は後日報告いたします。
【2011年6月13日加筆】 
  キングピン角を持たせるためのステー群です。赤の矢印は、建材金物だったころからある穴もしくは、間違って空けた軽量化を考えて空けた穴です。

切り込みは、原寸で合わせながら入れたため、一部複雑な形になっていますが、これにはあまり意味はありません。

また、ルナのアーム取り付け部分の鉄板の厚さは4mmで、今回使った建材金物は3mmです。強度的には不足しますんで、しばらく様子を見て、強度が足りなかったら、同じものをもう1セット作って、ボルトで縫って厚さ6mmにします。
  赤○内がステー取り付け後の位置です。
ナット(スペーサ)を介して、アッパーアームを後に、ロアアームを前にずらしています。

上か下のアームのみ、ナットを2個連続して入れれば効果は同じですが、上アームには2個入れるスペースが有りません。メインフレームと干渉します。下アームはスペース的には大丈夫ですが、サスペンションの傾斜が大きくなって、取り付けボルトに負担がかかります。

が、今回の仕様で十分な直進安定性が得られなかったら、下アームにナットを2個入れるつもりでした。でも、これで十分です。カーブを曲がった後、タイヤはビンビン戻ります。若い頃のチ○コみたいにビンビンです。
  で、こちらが、別の角度から。分かりにくいですね〜。
  ロアアームを前にずらしたせいで、サスペンションが斜めになります(赤の一点鎖線)。まあ、そこまで神経質にならなくてもいいと思うのですが、「ケツ上げ」を付けて取り付けボルトにかかる負担を解消しています。
お金が無いので、とりあえず下だけです。(笑)
しばらくこれで様子を見て、マズそうだったら上にも付けます。


酔っぱらってオークションで遊んでいたら、あり得ない金額でサスペンションを落札してしまったので、サスも取り替えています。別途、ご紹介いたします。
43−1.キングピン角度増大ステーの強化に続きます。

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