中華バギーとの付き合い方

【8-21.バランス・ウエイト鉛インゴットの貼り付け】

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。
55.ホイール・バランスの調整からの続きです。

バランスウエイトを貼り付けるのに、ダラダラと話が長くなりそうなんで、新しいページを作りました。

新しく買ったアルミホイールには片側95g、もう片側には190gのバランスウエイトが必要です。

市販のバランスウエイトでは間に合わないので、どうしようかと考えていたら、掲示板で先輩からヒントを頂戴しました。
世界に2つと無いワンオフ・バランスウエイトを作ります。
カッコイイです!

倉庫にあった、釣り用のオモリは95g。製作時のロスを考えると、とても足りません。オモリは買い足しました。(写真は以下にあります)

型取り用のセメントはバイクパーツショップ・ダイソーで購入。(セメントとバイクは関係ないだろ!)。

ネンドは、車の塗装面の鉄粉取り用で、倉庫のを流用します。サイコロの形を作って、寸法(体積)と重量を量ったら、比重は約2.5でした。

調理用のハカリは鬼嫁の所有物です。使った痕跡を残さないため、ビニール袋に入れて扱います。これなら指紋ひとつ残りません。

これはゴルフボール。4個で170gです。すなわち、このネットに入れたゴルフボールを2セット、両方の手に持って思いっきりぶん回す!

それと同じ事が前輪で起きているわけです。当然、ハンドルが上下に揺さぶられ、1級国道の上級舗装でも、ラフロードと同じくらいの振動がハンドルに出現します。スリル満点ですね〜!。
バランスウエイトの原型をネンドで作ります。鉛の比重が11.4ですので、ネンドとの比重2.5で計算してネンド重量で大きさを決めます。
そこにセメントを流し込んで。。。
ネンドの原型を外します。
インゴットバランスウエイト製作に準備したのは、

@ガスバーナー:鉛の融点は200度くらいですので、これで十分です。お手軽なのは鍋をする時に使う「カセット式ガスコンロ」ですが、男のアイテムは、やっぱガスバーナーでしょ。鬼嫁が怖いわけではありません。

Aツナが入っていた空き缶:べつにツナでなくてもサバの空き缶でもいいのですが、円周をろう付けした空き缶や、底と側面を圧着した空き缶は、熱を加えると外れる事があるので、使う空き缶は一枚物の鋼板をプレス加工した、つなぎ目の無いやつがいいようです。基本はツナの空き缶です。これなら、缶が真っ赤になるまで過熱しても大丈夫です。空き缶には針金で取っ手を付け、注ぎ口を叩いて作ります。
んで、空き缶をバーナーで空焼きして、内側のコーティングを焼き飛ばします。
Bレンガ:コンクリートの上で直接作業すると、コンクリが割れて鬼嫁にシバかれます。
C釣りのオモリ。近所のショップで640g、440円でした。
これが、できあがったインゴットバランスウエイト。ワンオフです。
ちなみに鉛はあんまし体にイイとは言えないので、煙を吸い込まないよう、マスクなど準備された方がいいかもしれません。

これから、このインゴットバランスウエイトを削って、細かい重量調整をします。
インゴットバランスウエイトが固まるまで暇だったので、しばらく使うことになった純正のホイールのバランスも調整しました。

使ったのは、タイヤ屋さんにもらった鉄製のバランスウエイトと、元からの手持ちに余ったウエイトです。

ちなみに最近は、環境に配慮して鉛のウエイトは使っていないそうです。なお、国産タイヤはバランスがいいので、鉛に比べて比重の軽い鉄でも十分いけるそうです。(くそっ!)


片方、80g。貼る場所が無いので3層張りっと!
もう片方は、70g。貼る場所が無いのでこちらも3層張りっと!。
それでも足りないので、外側にも80gっと!

見た目は悪いのですが、走行フィーリングは、大幅に改善されました。

ゴルフボール6個分の振動が無くなったわけですから、当然と言えば当然ですが。。。

ただ、適当に接着したので、あまり長持ちはしないと思います。


なるだけ早く純正タイヤを履き潰して、アルミホイールを履きたい・・・。

アルミホイールのインゴットバランスウエイトは、こんな感じで仕上がりました。
走行フィーリングも、なかなかのモンです。ウエイト重量は、な、なんと、200g。0.2kg。

これが無かったら、ちょっとしたトレーニング用のオモリを、全力でグルングルン振り回しているのと同じ状況が前輪で起きている訳で、折り紙付きでスリル満点です。

ホイールを交換する本来の目的であった「バネ下荷重の低減」は、ホイールサイズをでかくすると決めた時点で、既にあきらめてましたので、これでOKです。ドン亀大王です。安全運転です。

ただ、このホイールは、諸般の事情もあって、今はまだ倉庫に眠っています。

【2011年09月27日追加】
色々試しているうちに、空き缶は不要だと分かりました。
釣り用の鉛は色んな種類の重さの物が市販されているんで、大小取り混ぜて、丁度いい重さの組み合わせの鉛群を、コンクリートで作った型枠の中に置きます。

そこに、バーナーの炎を遠慮がちに遠くから吹きかけると、鉛の溶解温度は200度くらいですので、コンクリートが熱で割れることも無く、型枠通りのインゴットバランスウエイトが出来ます。

型枠さえ作っておけば、何回でも、モノの数分で完成です。重さ調整のための研磨も不要です。
(「ただ、何回も作る」というモノでもありませんが・・・))

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