【8-25.フロントブレーキのディスク化】 このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。 |
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1ヶ月ほど前、ヤフオクでディスクブレーキを購入しました。 色々忙しくで手つかずだったのですが、本日組み付けます。 |
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ブレーキ本体は、ポン付けという訳にはいきませんでした。 とりあえず仮組みしてみたのですが、ブレーキレバーを握ってもスカスカで圧力を感じません。明らかにエアを噛んでいます。 「くそ、エア抜きぐらいしとってよ!」と思いながらも、一人で壁に向かって文句を言ってもしょうがないので・・・。 |
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エア抜きです。ブレーキパッドの間にディスク代わりの板を挟んで、ポンピングしてエアを抜きます。エア抜き方法の詳細はこちらとこちら。 高い方にエアは行くので、こんな感じで高低差を付けてエア抜きです。(笑) この方が、抜けがイイ。(たぶん・・・) |
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再セットして、「ギュ!」とフルブレーキをかけてみます。 あら?あらら・・・。 ブレーキオイルが、滴り落ちてきました。オイル漏れです・・・。 ピストンのオイルシールが、油圧に耐えられなかったみたいです。(オイオイ!) 後で気づいたのですが、紙の下のコンクリートには、最初の仮組みテスト時の、オイル漏れの痕が・・・。 あら〜・・・。 |
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写真では分かりにくいですが、銀色のピストンがオイルで濡れています。オイル漏れの原因箇所はここです。 さて、どうしよう・・・。 |
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【2011年11月11日】(ポッキーの日) | |||
とりあえず、ヤフオクの出品者に連絡してみました。以下、出品者のeiwashop_spaceさんとの取引ナビでのやりとりです。 【2011年11月7日】 お世話になります。 1ヶ月ほど前に購入した油圧ブレーキですが、忙しくて取り付ける暇が無く、本日取り付けました。 油圧をかけると右ブレーキのシリンダからオイルが漏れてきます。 購入して1ヶ月を経過しているのですが、交換をお願いできないでしょうか。 内容については「中華バギーとの付き合い方」というホームページの「60.フロントブレーキのディスク化」というページに、少し写真を掲載しておりますので、ご参照下さい。 http://chinesebuggy.web.fc2.com/index.html お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。 【2011年11月9日】 ○○様 こんばんは。 お世話になります。 明日、品物は元払いで送りしますので、宜しくお願いします。 当方の連絡先はこちらです。 939−○○○○ 富山県××市××町△−△−△ ○○(株) ○○営業所 電話番号 -------- と言うことで、本日(11月11日)、写真の品物が届きました。 オイラはフルードが漏れている右キャリパーだけでいいと思ってたのですが、「ブレーキラインにエアを噛んでいる」とHPに記載しているせいでしょうか、ブレーキラインをアッシーごと送ってきてくれました。いや、申し訳ない! ってんで、出品者のeiwashop_spaceさんは、真面目な会社です。 迅速かつ真摯に対応していただきました。良かったぁ〜!(笑) eiwashop_spaceさんとは、今後も色々とお付き合いできればと思っています。 |
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【2011年11月13日追加】 | |||
先日購入した8インチアルミホイールでは、ホイールとディスクブレーキ関係部品との干渉は無いのですが、この7インチスチールホイールはキャリパーの頭がホイールに当たります。 | |||
で、ヤフオクで購入した中古のホイールスペーサー。 名付けて「百花繚乱」。(笑) |
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1.7cmのスペーサーを入れると、干渉は解消されます。 | |||
スペーサーを入れると、標準のホイールボルトでは短いので、トンカチで叩き出します。 叩き出したボルトは、首下が太いので、黄色の矢印のアルミパイプ(外径12mm、内径10mm、厚さ1mm)で、カラーを作ります。本当は鉄かステンレスが好ましいのですが、近所のホームセンターに同サイズの物はありませんでした。 |
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このカラーをボルトが付いていた12mmの穴に叩き込んで、取り付け穴の大きさをボルトサイズの10mmに修正します。 | |||
この穴に、長さの長いボルトを差し込みたいのですが、ブレーキローター(ディスク)が邪魔をして、穴に入りません。 で、ディスクを外すのですが、このネジ(赤○)がこれまた堅い! 結局ディスク2枚を留めている12本のボルト中、3本が外せませんでした。 ショックドライバーの負け、中華の勝ちです。強いぞ中華!(いやいや、褒める所でもない) ってか、このネジ、やたら柔らかい! ねじ山が豆腐のごとく簡単に潰れていきます。 結局、今回はディスクを外すのを断念して、タイヤ側から定尺ネジをカットしてネジの両頭にナットを付けることにします。 |
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ナットはこんな感じです。ナットの頭を片方削っています。(黒く塗っている部分です) | |||
削る理由は、そのまま付けると、ナットがキャリパーに当たる!(笑) | |||
暇を見つけて、ディスクを外して、こんなボタンキャップボルトに付け替えます。これならキャリパーと干渉することはありません。(たぶん・・・) | |||
当然、内側に付けてたバランスウエイトもキャリパーに干渉するので撤去です。後日、ホイールの外側に、 |
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こちらのカラーにはスリットを入れています。どこに使うかというと・・・。 | |||
このボールジョイントの部分。ルナのボールジョイントボルトは10mmですが、相手側の穴(名前を知りません)は、直径13mm〜12mmのテーパー付きです。 「にんじんを買って来て!」とおつかいを命じに来た、鬼嫁のつま先が写っています。 「今、バギーイジってますから、後で・・・」とでも言おうものなら、「そんな修理ばっかりしているオモチャ、粗大ゴミに捨てちゃいなさい!」とか言われそうです。 オイラ「いや、修理ぢゃぁなくって、改造だから・・・」 鬼嫁「そんなん、どっちも同じようなもんだろ〜が!」 オイラ「ハイ、そうです・・・」 |
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下側アームもこんな感じで13mm〜12mmの穴に合わせます。 スリットを斜めに切っているのは、なるべくセンター軸を真ん中に確保したいため。 また、上下の締め付け力で把持しますので、念のためにワッシャを入れています。 なお、タイロッド(写真の赤いヤツ)はオス・メス共にφ10mmですので、そのままポン付けです。 |
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上側も同様にワッシャを入れてます。 | |||
できあがりはこんな感じ。トーインの調整は不要でしたが、キャンバーは調整が必要でした。若干のネガティブキャンバーに調整します。 | |||
【2011年11月20日追加】 | |||
ネジが外せないのが悔しくて、夜も眠れません。 外してどうするものでもないのですが、負けた気がするんでディスク(ローター)を本気で外します。 これが、その戦いの戦士たちと戦場。(笑) 基本は、やっぱしショックドライバーです。 |
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ディスク2枚のうち、この3本が強敵でした。「+」の痕跡すら残さずナメてしまいました。 それでも外れません。 が、最後はタガネで、「−」ドライバー用の切り込みを作って外しました。 それでも外れなかったら、最後はドリルでボルト全てを削り取るつもりでしたが、そこまで強敵ではありませんでした。 |
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1が、「+」のサラねじ。これは次回外す時に、また舐める恐れがあるので不採用。 2が、純正のサラねじ。ネジの頭が小さい。 4が、六角レンチのサラねじ。 今回はこの六角レンチネジの周囲をサンダーで削って、3の様にネジ頭の直径を純正ネジと同じく1.0cmにして使います。 |
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削る理由は2つ。 ・ローターの食い込み部分(穴のテーパー部分)が浅く、矢印のように隙間が出来るってか、ネジ山が浮いてしまいます。(「+」ネジは、それが分かるようにワザとゆるく締めています) ・写真を取り忘れましたが、よく観察するとパッドがちゃんとローターを掴んでおらず、パッド全体の1/6程度は内側の黒い部分を掴んでいること。したがって、ネジの頭が大きいとネジとパッドが当たること。(見た感じでは、頭が大きくてもギリギリで干渉しないように思われます。たぶん・・・) 仮にパッドがネジの頭をこすると、前進方向でタイヤ(ディスク)が回るとき、左前輪のディスクを止めているネジはゆるむ方向に回ろうとします。 ま、いいか・・・、で終わらせていい話ではありません。 |
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で、サラねじを電気ドリル(赤いヤツ)にセットして低速で回転させながら、サンダー(緑のヤツ)で、頭を削ります。 加工は1本1分くらい。 |
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これができあがり。サラねじの銀色の部分が削った痕跡です。 この後、さび止めのため、タッチペンで塗装しています。 それより、パッドが1/6程度遊んでいるのが気になります。 後輪のパッドも空中を掴んでいたので、回転軸中心方向に穴を広げてしっかり掴むように加工したのですが、こいつは外側方向(肉厚が薄くなる方向)に加工することになります。。。 正直、危険です。したがって、しばらくこのまま様子を見ます。 |
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【2011年11月27日追加】 | |||
せっかくディスクを外したので、最初の計画通り、ボタンキャップボルトに変更します。 購入したのはこちらです。10本で1,500円くらい。(送料込み) M10、細目、全ネジ、首下6cm。ノーマルの倍の長さになります。 |
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ナットを締める時の共回りを防止するため、ボルトの一部を削って、フランジのエッジに当たるようにします。 | |||
キャリパーとの間隔は十分です。 | |||
それはそうと、バッドの当たりが気になっていたので、調べてみました。 ディスクに赤マジックを塗りたくって、ディスクを回します。パッドが着色されて茶色くなっている部分が、仕事をしている部分。赤の矢印を境に、下側が空中をつかんでいる部分。1/6程度が仕事をしていないのが分かります。(黒マジックで境を際立たせています) それと、黄色の矢印部分ですが、更にその内側の黒い部分を掴んでいます。ここはディスクの中で最も高さのある部分です。こいつが邪魔して、全体のブレーキ性能を低下させている恐れがあります。(じきに馴染むとは思いますが・・・) ちなみに、写真の+ネジ。頭を削らなくてもパッドとは干渉しないようです。 |
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高い部分を掴んでいる、パッドのエッジ部分を削ります。 | |||
@が正常にディスクを掴んでいる部分。Aが仕事をさぼっている部分。Bが仕事の邪魔をしている部分。Cの赤が、今回削った部分です。 |