中華バギーとの付き合い方

【8-30.リヤ足回りの分解(ベアリング交換)】

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。

先輩方の情報によると、中華ベアリングは信頼性に問題があるとのこと。

確かに、ベアリングを単体で回すと、国産ベアリングは滑らかに回るのに、中華ベアリングには、ゴロゴロ感があります。
たとえて言うなら、アイススケートとローラースケートぐらいの差を感じます。

中華ベアリングは、最悪時、ベアリングそのものが固着し、シャフトやフランジなどベアリングの接触面を摩耗させてしまうとのこと。

で、ベアリングを確認・交換することにしました。

なお、足回りは全て交換してますので、もともとのルナ本体の足回りではありません。
したがって、この情報はこのHPをご覧の皆さんには、あまり参考にはならないと思います。すいません。

まあ、備忘録ということで・・・。

ちなみに、以下の表の通り、リアは中華製ベアリングでしたが、フロントのベアリングは、なぜか日本製が使われていました。
したがって、リアのベアリングのみを交換することにします。



@フロント外側


Aフロント内側


Bリア外側



Cリア内側

足回りベアリングの品番一覧表
写真
位  置 ベアリング オイル
シール
純正(付いてたヤツ) 日本製互換品
@ フロント・外側
(タイヤ側)

JAPAN NTN
 6203LBX2


NTN 深溝玉軸受 6203LLU 両側接触ゴムシール型

NSK 深溝玉軸受 6203DDU 両側接触ゴムシール型


NACHI 単列深溝玉軸受6203ZZ 両側接触金属シール型

など
20-40-7
A フロント・内側
(ディスク側)
JAPAN NSK
6203Z
B リア・外側
(タイヤ側)
CHINA 6205RZ NTN 深溝玉軸受 6205LLU 両側接触ゴムシール型

NSK 深溝玉軸受 6205DDU 両側接触ゴムシール型

など
45-70-5
C リア・内側
(デフ側)
CHINA 6008RS NTN 深溝玉軸受 6008LLU 両側接触ゴムシール型

NSK 深溝玉軸受 6008DDU 両側接触ゴムシール型

など


デフ本体は、先日、デフピニオンシャフトからのグリス漏れをホットボンド(グルーガン)と接着剤で修理したばかりです。

写真では、チューインガムをくっつけたように見えますが、手持ちのホットボンドのスティックがピンク色しかなかったので、仕方ありません。
溶けたスティックを適当な形に成型して、固まったらセメダインでくっつけます。

で、このグリス漏れの効果を確認したいため、今回、デフまではばらしません。
ちなみにデフは、ボルトを数本緩めるだけで、「パカッ!」割れるようです。

【2012年7月15日 追加】
今回は、デフ側のベアリングも交換します。
したがって、デフを外しますので、まずは、その前準備としてあらかじめチェーンを切り離しておきます。

デフを下ろすため、チェーン・プロテクターとディスクローター・プロテクター(写真中央の、長方形の鉄板です)も遊ばせておきます。

この時点で、黄色矢印のディスクキャリパーも外しておかなければいけなかったのですが、失念しています。

そのため、デフを外す段階で、四苦八苦しています。

動画「その2」での、苦労している様子が笑えます。

全く意味のない、無駄な動画(時間)です。

全くアホです。


【その1】

左の写真をクリックすると、ユーチューブに飛びます。

撮ったカメラがオンボロなため、なぜか途中で録画が中断されており、撮りたい映像が映っていませんでした。(T_T)

動画では、フレーム内から、無意味に私の姿が何度も消えますが、カメラの撮影が継続しているかどうかの確認です。世話が焼けるカメラです。

撮れなかった映像を再撮影するために、また分解するのもアホですんで、今回は手持ちの写真や動画をつないでごまかします。ちと大変な作業です・・・。



【その2】

さらに、ベアリングを抜く動画です。
相変わらずカメラでの撮影が勝手に止まるため、肝心な映像が撮れていません。(^_^;)

左の写真をクリックすると、ユーチューブに飛びます。
全く地味で、おもしろくない、クソ退屈な動画です。

こんなん見る人は、おらんにゃ〜!(←最近覚えた、佐賀弁です)

【2013年4月4日 追加】




BLUESTRTさんの、フロントブレーキのベアリングがクラッシュしたとのことです。
車種は、私と同じです。
その時の状況を、電話で話していただいたのですが、左ブレーキのベアリングが破壊して、ブレーキシューとドラムの間にタマタマが噛みこんで、大きく左にハンドルを取られ、縁石にぶつかって停止したとの事です。

これが、右ブレーキだったら急ハンドルで対向車線に突っ込んでいただろうと、笑って話されていましたが、シャレになりません。

日本では、何十年も前の石油ストーブとかでも、欠陥があればメーカーに保証させるべく、PL法という消費者保護のための「砦」があります。

このPL法はメーカーのみならず、輸入販売元の会社にもその責任を負わせますが、まあ、バギーの場合、相手が相手ですから、期待はできません。

ってか、ベアリング自体、全部取り替えても2千〜3千円で済みますので、この交換がまだ済んでおられない方は、早急に対処すべきだと思います。
ヽ(´v`)ノ

以下は、BLUESTRTさんへのリンクです。その時の状況を詳しく報告されておられます。貴重な情報です。ホント頭が下がります。
m(_ _)m

http://blogs.yahoo.co.jp/bluestrt_x/53426490.html

【2013年12月11日 追加】 



上で紹介しております通り、デフピニオンシャフト部からのグリス漏れは、ホットボンドと接着剤で補修したのですが、約300km走ったところで、再びグリスが漏れ始めました。(^_^;)

で、今回はホットボンドの代わりに、
@厚さ1mmの鉄板を加工して貼り付け、
A液体ガスケットで化学変化を抑え、
B接着剤で強度を確保する

という戦術で攻めてみます。まずは、鉄板を丸く切り出します。

 

取り付けイメージはこんな感じ。
デフピニオンシャフト部の「メクラ板」とします。
 

その前に、塗装がにじみ出てくるグリスに負けますので、デフピニオンシャフト部の周囲の塗装をヤスリで剥ぎ取ります。

 



ガスケットをメクラ板に塗りつけます。
ガスケット自体には接着力は期待できないので、あくまでも耐油性を確保するのが目的です。


 


クランプで強く圧着し、1周間ほど放置しました。
当然ですがこのままでは、ドライバーなどでハガせば、簡単にハガれます。
 
 

全体に接着剤を塗り重ねて、強度を確保します。
金色の部分が鉄板。ウンコ色の部分がガスケット。その上に全体を覆うように接着剤。接着剤にはチョビっと気泡が見られるし手前に流れ下がってますが、まあ、大丈夫でしょう。。。
このまま、しばらく様子を見ます。
これでダメだったら、またこの場で報告します。

なお、言うまでもなく、デフをばらしてキチンとシール材で止めるのが正攻法で、その気になればできない作業ではないのですが、それだと大仕事になるので、なるべく手軽に修理できないかという、怠け者のチャレンジです。(^O^;)

【2014年01月21日 追加】 

やっぱりダメです。
1ヶ月もしないうちに、走行距離で50kmも走らないうちにグリスが滲んできました。(*´ω`*)


金属のフタの淵の部分から、じわりとグリスが滲み出してきています。


で、次の作戦は、バスコーク。
ホームセンターで400円弱。
友人からは、「ホルツの金属パテとか使ったら?」とか、「デフをばらせばいいのに・・・」とかアドバイスを頂きますが、ここは妥協してはいけない!(ナンノコッチャ!)

いかに安く手軽に補修できるかを目指します。



こんな感じで、金属フタ共々バスコークで封じ込めてみました。
バスコークは、耐寒性、耐高温、耐薬品、耐水性に優れているコーキング剤だそうです。
これでダメな時は、またこのページで報告しますね〜。(*^_^*)

【2014年06月01日 追加】  
 
先日、往復100kmほどのプチ・ツーリングに行ってきました。

途中でデフからグリスが飛散し始めたのですが「まあ、大丈夫かな〜」ってんで、走り続けていたら、リアブレーキが全く効かなくなりました。(-_-メ)

 
それもそのはず、飛散したグリスがブレーキ・ディスクにベットリ塗りこまれて、それは悲惨な状況に・・・(って、オヤジギャクを言っている場合ではありません〜。

その日は、フロントブレーキのみで何とか帰り着いたのですが、道中、交通量のメチャ多い国道3号線では、死ぬかと思いました・・・。(-_-メ)

時間を見つけて、次なる対策を考えます。ってか、本格的にデフを分解しないとダメかもしれません。。。

【2014年06月11日 追加】   
 
まずはブレーキを分解して、ガソリンでグリス分を洗浄します
 
ブレーキバッドです。
シットリとグリスが塗りこまれていて、焦げ茶色に変色しています。(*´ω`*)

ちなみに、ブレーキバッドの取り外しに、工具は不要です。
ブレーキ・シリンダ側のパッドをドライバー等でジンワリと押し戻せば、後は手で取り外せます。

 
サンドペーパーで、一皮むきます。
ちなみに、中華ですからアスベストが含まれていると思います。

ブレーキバッド磨きで出る粉塵を吸い込まないよう、マスク着用は必須です。
 
ディスク・ローターもガソリンで拭き上げます。

 
グリス漏れ対策の次の作戦は、金属パテ。
私にとっては最終兵器です。

デフをバレせよ!」と言う声が聞こえてきそうですが、グリス漏れの原因は、たぶんデフピニオンシャフトが楕円のせいじゃないかと思っています。
中華ならあり得ます。

それなら、いくらシールをふんだんに使って改修しても、必ずグリス漏れが起きます。
その現実を目の当たりにしたくないという心理と、後は、バラすのがめんどくさい。。。
(*^_^*)

 
出来上がりは、こんな感じです。
2液タイプの金属パテです。
30分ほどで硬化します。

最後はこの上を塗装すると見栄えもいいのでしょうが、万が一グリス漏れが起きた場合、気づきにくいので、当面、このままにしときます。

 
ちなみに、これまでデフピニオンシャフトに取り付けていたメクラ板の裏側です。
左が、ガスケットでコーキングした時のやつです。
写真では分かりにくいのですが、グリスがはみ出しています。
今回、ブレーキローターにグリスを絶え間なく供給していたのは、こちら側です。

右が「バスコーク」でコーキングしたメクラ板です。
ほとんどグリス漏れの痕跡がありません。
グリスの茶色がありません。
バスコーク、金属の色、すなわち真っ白です。
ただ、わずかに矢印の部分からグリスが表に滲みでた痕跡があります。

外してみて分かったのですが、取り付け時の施工不良みたいで、ふたのセンターがずれています。
すなわち、きちんとセンターを出して、もう少し多めにバスコークでコーキングしたら、それでグリス漏れは防げそうです。

今回はこいつらを取り外す前に金属パテを買って来てたので、それを使わなかったらアホなんで、金属パテで補修しました。


結論:
デフからのグリスもれは、安価なバスコークで治そう!

【2014年08月01日 追加】    

おお〜!デフピニオンシャフトからのグリス漏れが解決したかと思ったら、今度はグリス注入口のピボット部分からグリスが漏れ始めました!

本当に、楽しませてくれます! (*´ω`*)
すごいぞ!中華バギー!

って、コイツは市販(国産)のピボットに取り替えるだけですから楽勝です。

たぶん、DIYセンターで数十円だと思います。
 

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