中華バギーとの付き合い方

【5-07.ブレーキロック機能の回復】

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。

新しく付けたフロントディスクブレーキには、ブレーキレバーの所にブレーキロック機能が付いています。(車で言うサイドブレーキです)

ルナは、リモコンでエンジンが掛かるように改良しているのですが、エンジン始動時に突然走り出す事を防止するため、ミッションがニュートラルの時のみ、リモコンが機能するよう電気回路をいじっています。

すなわち、このブレーキロック機能が無いと、坂道に駐車していると、ニュートラルで駐車するため、コロコロと走り出すと言うこと。

ただ、このロック機能、ブレーキラインがエアを噛んでフニャフニャであることが前提みたいで、エア抜きが完璧のガチガチだと、黄色円内のロック装置がレバーに当たって、使えません。

設計ミスなのか、製造ミスなのか・・・。

とにかく、そのままでは使えません。


で、ブレーキのピストンロッドを押す赤矢印の部分を削ります。
あまり削りすぎると、パニックブレーキの時に「パキッ!」と折れる恐れがあるので、ロック装置を固定しているポッチ(黄色矢印)部分も削って、ロック装置の取り付け角度を調整します。

こちらも削りすぎると、折れる恐れがありますが・・・。


これで、人差し指1本で、スムーズにブレーキロックが掛けられるようになりました。

しかし、増設とか改造とかなら、こんな調整が必要なっても文句は言えないのでしょうが、ブレーキセット、アッシーで買った訳ですから、何ともおおらかな国民性だなと、感心させられます。

ま、値段が値段ですから、しょうがないか・・・。

【2012年3月10日追加】

で、実はその後、フロントブレーキレバーがシットリと動かず、カクカクと動くようになっちまいました。

最初は、「取り付けボルトの締めすぎだろう」くらいに思っていたのですが、そうではありません。

悩んで、悩んで、試行錯誤を繰り返した結果、原因は削ったレバーの形状にありました。

カクカク動く原因は、最初に削ったブレーキレバーの、ピストンロッドとの接点は黄色矢印の部分で、ここではロッドの中心が押されず、ロッドの端を押していました。
これだとピストンロッドに斜めの荷重が加わるため、スムーズに動かなかったようです。

対策として、更に赤線のように削り込み、ロッドの接点を青矢印の所に移動させました。

たった、数mmの移動ですが、これでレバータッチが劇的に改善されました。

「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれませんが、原因が分からず、結構悩んだ所です。
だって、それまでのブレーキレバーは、一定荷重をかけるまで動かず、その荷重点を過ぎた時点で、カクッ!と制動がかかるわけですから、そりゃ、大変ですがな!(笑)

【2012年5月13日追加】

上の写真の通り、ロッドの接点を青矢印の所に移動させ、ブレーキレバーのタッチはしっとりとスムーズに動くようになったのですが、ブレーキが効かなくなりました。

力一杯、フロントブレーキを掛けた状態でも、車体を手で押せば前に進みます。

え?何で?

原因の技術的な究明は出来ていませんが、たぶん、力の加わる作用軸が微妙にずれたせいだと思います。
暇を見つけて、アルミ溶接棒で肉盛りして、元の形状に戻して、原因を探りたいと思っています。

このHPを見られて、「僕もブレーキロックが出来るように改良しよう!」と思われた方・・・。
ここを削るのは、リスクが伴いますので、やめた方が賢明です。

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