中華バギーとの付き合い方

5-09.ギア・ポジション・インジケータの換装

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。

ギア・ポジション・インジケーター(ギアポジ)の「3」が表示されなくなりました。(写真のように、「2」表示はOKです)
探索したら、どうも7セグ・LEDの内部配線が断線しているみたいです。

まあ、以前から太陽光の下では、ほとんど表示が見えなかったので、この際、取り替えることにします。。


上の写真が、7セグ・LEDです。
正式名称は「超高輝度 赤色 7セグメント LED表示器 1文字 アノード・コモン ボディ黒 A-551SRD」だそうです。(*^_^*)

なお、「秋月電子通商」さんのPRをするつもりは無いのですが、以下の図面等を転用させていただきましたので、そのお詫びといいますか・・・。
( ・_・)ノ☆(*_ _)ばしぃ!!

皆さん、7セグ・LEDが欲しい時は、「秋月電子通商」さんで買いましょう!
(しっかり、PRしてるっし!)

ちなみに、この7セグLEDは1個50円です。
送料は500円ですが、私はついでに色々買っています。
送料は、たいがいな物を買っても500円です。

私が住む福岡だと、電子パーツを購入するには天神の「カホ・パーツセンター」に行けばいいのですが、自宅からだと往復の交通費だけで1,000円かかります。


なお、今回使ったのは「青色LED」です。
その方が、カスタマイズ感がでるかな〜って。(´ー`)

正式名称は、
「高輝度 青色 7セグメント LED表示器 OSL10561 アノードコモン」だそうです。

こいつは1個100円。 なんと!赤色LEDの2倍の値段です。


 

7セグ・LEDの内部回路図


今回は、電気配線の話を中心に紹介します。

バギーのギアポジは、ミッションケース内に各ギアに応じた接点があって、その接点が接触することによってアース(接地)され、各ギア・ポジションを選別する構造になっています。

一方、7セグLEDの仕様には、プラス極(アノード)を共通(コモン)とする「アノード・コモン」と、マイナス極(カソード)を共通(コモン)とする「カソード・コモン」があります。

お察しの通り、使うべきは、「アノード・コモン」の7セグ・LEDとなります。

なお、上図の「数字」はピン(端子)番号を、「アルファベット」は、LEDの表示部(発光部)に対応しています。具体的には下図をご参照下さい。


7セグLEDを表から見た配置図です。
数字は配線をつなぐピン(端子)番号ですが、本当は表からは見えません。

例えば、数字の「2」を表示させるには「8または3(どっちでもOK)」にプラス電源をくれてやって、「A、B、G、E、D」を発光させる事になります。
そのためには、「7、6、10、1、2」のピンをアースさせます。


上表が、各番号と、その時のアースさせるべきピン(端子)番号です。
上図にはありませんが、「3」と「8」は共通で、この端子に12Vを課電します。なお、この電圧は抵抗を直列に入れてLEDと分圧するか、定電流素子を入れないと大電流が流れてLEDが壊れてしまします。
今回は、抵抗ではなく「定電流ダイオード」で処理します。

その説明は下の方で・・・。

上の図の、下の漫画(碁盤目のような漫画)が、簡単な配線図です。
横線をズ〜ッと伸ばした先に、エンジン・ミッションから出ているカプラーがあります。

なお、せっかく「ドット(ピリオド)表示」があるので、これはACCがONになったら点灯するように配線します。


さらに、具体的に配線図に引き直すとこんな感じです。
ニュートラルは、別途、バックギアの緑色ランプを転用するため、7セグLEDには配線しません。
また、スイッチを入れた時に点灯するドット・ポイントは、単独配線で、全く他に影響を与えないため、回路図には記載していません。


上の部品は、定電流ダイオード。20mA。
こいつは10個で200円。


定電流ダイオードの実際の写真です。
人差し指の上に載せています。
老眼の自分には、このハンダ付けは、けっこう大変です。


電流の回り込みを阻止するための、整流用のダイオード。
20本入りで100円です。


で、作業開始です。
まずは表示されなくなった7セグLEDを、ドライヤーで温めて接着剤を溶かして撤去します。


撤去後の内部構造です。
 

撤去したLEDに、定格の20mAを流した場合の明るさです。
ちなみに、これで「3」が表示されるはずなんですが、内部配線が切れています・・・。  (^^ゞ
 

では、製作に入ります。
スペースの関係から、3次元で基板を組んでいきます。
まず1層目は、定電流ダイオードをハンダ付け。
 

2層目は、1速と2速を配線します。
 

3層目は3速とドット・ポイント。
まあ、各層と各速の順番はどうでもいいのですが、基板がゴチャゴチャになって自分でも何が何だか分から無くならないよう、配慮は必要だと思います。
しかし、これらの写真だけでは、何がなにやら分からないですね〜・・・。
 

4層目が4速表示用の配線です。
このセットを筐体にネジ止めする関係上、4層目の基板は大きめです。
 

これが、国産・青色7セグの実力です。
ホント、明るいっす!(*´ω`*)
 

取り付け後の裏側です。配線はグールガンで防水加工して、次回撤去するときの事を考えて、ネジ止めとしました。(ピンぼけでよく分からないですね〜)
 
 
表から見ると、こんな感じです。筐体の中でしっかりと自己主張してくれています。

上の緑のランプはバックギア・ランプだったのですが、「R」の文字を削りとって、ニュートラル・ランプとしました。

下のブルーのドットは、遊ばせるのが忍びないので、ACC-ONの時に点灯するようにしています。
 

3速の表示です。
インジケーター・ボックスの筐体内全体が、ブルーLEDの光で青くボヤッと光っています。
これで真っ昼間の太陽光の下でも、ハッキリと数字を読み取れるようになりました。

めでたし、めでたし! 
 

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