中華バギーとの付き合い方

【6-10.主回路の電圧・電流について】

このHPの記載内容について実践される場合、全て自己責任でお願いします。愚生およびルナは、一切その責任を負いません。

「174.三連メーターに関する考察」の続きになります。

電圧計のみを移植した後の、残りのタコメーターとスピードメーターのカバーは、これ以上メッキが剥がれないよう、クリアを吹いてみました。(笑)

でも、今度はメッキがクリアに負けて、表面がくすんでしまいました。(写真では分かりませんが・・・)

まあ、当面使う予定もないので、これでヨシとします。使う時に何か考えましょ!


12Vで15V表示をする電圧計でも、まあ、元気ビンビンそうで、悪くはないのですが、電圧計を増設する本来の目的を見失いそうですので、抵抗を直列に入れて電圧を分担させ、適正値を表示するようにします。

まずは倉庫に眠っていた、写真中央の可変抵抗(ボリューム)で、当たりを付け、抵抗値を探ります。

で、電圧計回路に直列に固定抵抗を入れます。
12Vを示すのに必要な抵抗値は約100オームでした。
手持ちの抵抗は120Ω、150Ω、180Ωしか無かったので、180Ωを並列に付けて、90Ωとします。
手持ちの抵抗です。100本で100円。1本1円です。

ですから、総工事費は「2円」という事になります。(除、人件費)

これでキチンと12Vを表示してくれます。

抵抗は、今回使った固定抵抗ではなく半固定抵抗なら、何も考えないでキッチリ調整できます。(約50円/個ですので、固定抵抗に比べると約50倍!かなり高価です。:笑)

この方法は、電圧計だけではなく、スピードメーターでも使えます。
GPSや、サイクルメーターで正確な速度を捕まえながら、半固定抵抗でスピードメーターの調整を行う。

なお、私がルナに付けているスピードメーター(下の写真)は、偶然ですが、速度センサーのマグネットを5個にしたら、速度誤差は3%以内に収まっていますので、その必要はありません。

スピードメーター誤差のせいで、ねずみ取りに捕まった方は、ぜひ試してみて下さい。
材料費50円程度で正確なスピードメーターが手に入ります。
財布に優しい中華仕様にピッタシです。


で、こちらが組み付け後の写真です。建築用金物を加工してステーを作って取り付けました。

うん。こうして見ると、なかなかクールでオシャレです。


本当はアンメーターを取り付けて、逐次電流の出入りを監視したかったのですが、中華製アンメーターがオークションに出てこないので、とりあえず、クランプテスターでバッテリーへの電流の出入りを測定してみました。

このクランプテスターは主回路をぶった切る必要もなく、また、直流電流の出入りを「+、−」で表示してくれるので、とっても便利です。

結果は以下の通りです。まあ、バッテリーの状態にもよりますが、何を言いたいかと申しますと、

@アイドリングでは、常に放電し続けていると言うこと。
Aヘッドライトを点灯すると、回転数に関係なく、常に放電し続けると言うこと。

計算上ですがバッテリー容量が5AHの場合、アイドリングでは1時間でバッテリーが上がってしまうということ。

回転数が上がっても、夜間走行は約3時間以内に目的地に着かないと、バッテリーが上がってしまうということ。

なお、エンジン回転数は3000rpmだろうが、6000rpmだろうが、充電電流はほとんど変わりません。その時点でのバッテリーの放電状態に依存するはずです。


【バッテリー端子での電流測定値】マイナスが放電、プラスが充電です)
項   目 無点灯
(ディライト・メーター類のみ点灯)
ウインカー
点灯
ポジション
点灯
ヘッドライト
点灯
アイドリング時 −0.3A −1.0A −0.8A −5.0A
3000rpm時 +1.0A +1.0A +1.0A −1.5A
なお、ACCをONで−0.8A。   セルモーターON時の突入電流は約-50Aです。

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