中華バギーとの付き合い方

【8-10.トー角の調整(トー・インをトー・アウトに変更)】
最高速度を更新しようと、スピードを上げると恐ろしくトリッキーな挙動を示してくれます。

特に、バイクとは逆で、左に体重を掛けると、右に曲がろうとする。それが無意識の体重移動なら、知らぬ間に対向車線に突っ込んでいくことになるでしょう。で、

@体重を左にかける。(納車時、フロントタイヤのトー角はトー・インで設定されている)
A左タイヤの接地圧が上がる。
B左タイヤのトー・イン方向、すなわち右に曲がろうとする力が大きくなる。

という仮定を立てました。
であれば、トー・インをトー・アウトに変更すればいいんでないかい?

納車時には、フロントタイヤ後側のタイヤ中心軸間隔が85.0cm。
(大工さんの使う、今はメジャーに取って代わられてる黄色い木製折り尺で測定します。コシがしっかりしているので結構重宝しています)
そして、前側のタイヤ中心間が83.0cmでした。すなわちトー角は+2.0cm(トー・イン)と言うことですね。
ちなみにトー角が±0cmの時のルナのフロントタイヤ間隔は、84.2cmです。

で、一番上の写真の緑丸内、「何とかロッド(健忘症です)」を回して、調整します。その結果、

@タイヤ前側88.0cm、後側80.0cm、すなわちトー角が−8.0cm(トゥ・アウト状態です)だと、いくら体重移動しても、体重移動ではビクとも曲がりません。最初の仮定は間違いではありませんでした。まっすぐ走ります。ただ、フロントタイヤがかなり無理しているみたいで・・・(笑)

んで、色々試してみたら、

Aタイヤ前側86.0cm、後側82.0cm、すなわちトー角が−4.0cm(トー・アウト状態)が、一番いいみたいです。
 ↑ とんでもない間違いです!訂正します。理由は本ページ最下段を参照して下さい。(平成23年3月31日加筆)

ただ、ショックを一番柔らかくすると、体重移動で曲がってしまうという症状が出てきましたので、フロントサスはガチガチに堅くしてます。

リアはスイングアームを長くしたので、最も堅いセッティングでもフニャフニャです。

マッチングがヒチャカチャです。女房にお小遣いをもらったら、ショックを替えます。
調整後のタイヤの状況です。見ただけでトー・アウトだと分かります。
上の写真と見比べるとよく分かります。

川崎エリ美チャン(最初のページの写真を参照して下さい)のように、フロントフォーク(ルナの仮想キングピン)のキャスター角を極端に寝かせると、直進性がかなり増すのでしょうが、大手術になりそうなんで、後日ということで。。。
なんじゃ、こりゃ〜!

今日まで気づきませんでしたが、タイヤの皮が剥がれています!ってか、消しゴムのクズみたいに、タイヤが削れています!
まだ、100kmも走っていないのに、タイヤの山は6分まで擦れています!
直進安定性の事しか、眼中になかったのがいけなかった!

そうか、タイヤがまともに、縦にクルクル回っていなかったんだ。トー角が極端に外を向いていたため、斜めに、地面を擦りながら回っていたんだぁ・・・。
それで、最高速度も伸びなかったんだ。。。


と、言うことで、現在はトー・アウトで−0.5cmです。直進安定性は損なわれますが、こんなに擦れたのではシャレになりません。後日、仮想キングピンを、思いっきり寝かせます。たぶん大手術です。(笑)

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